東京外国語大学
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活動報告

新春・国際関係講座(アマゾン/ヴァチカン)開催報告

2018.02.22

開催概要

講師(第1回)小林雅彦 前 在べレン領事事務所(ブラジル)所長 (第2回)長崎輝章 前バチカン大使・本学特任教授

場所:府中市市民活動センター「プラッツ」

主催:社会・国際貢献情報センター

開催日

第1回「アマゾン」2018年1月22日(月)、第2回「ヴァチカン」2018年2月19日(月)

概要/内容

講演 白熱外交官シリーズ(新春国際関係連続講座)
場所 府中市市民活動センター「プラッツ」

第1回 小林氏講演(アマゾン)

タイトル:「ブラジル 東部アマゾン地域の魅力ー日本でも人気のスーパーフルーツ アサイーのふるさと―」

概 要:講師は、アマゾンのベレン市勤務時代の4管轄地域であるパラー州、マラニョン州、アマパー州、ピアウイー州の概要をペーパーで配布した上で、アマゾン全般につき説明を行った。

「熱帯に熱帯夜はなかった」という言葉を引用し、意外にも熱帯地域としてはそれほど暑くはないという特徴を挙げた。

その上で、景色や外観の写真を示し、アマゾンの実態を述べた。内容は、アグロフォーレストリーに至った農業の歴史、日本との協力の下で動いた産業の状況等幅広いものであった。

2018年1月22日(月) 第1回「アマゾン」会場の様子:熱心に聞き入る参加者

第2回 長崎氏講演(ヴァチカン)

タイトル:「ヴァチカンの新しい風」

概 要:「バチカンに日本の大使館がある?」「バチカンは国際的に何をしている?」、こんな疑問に答えてくれたのが今回の講演であった。バチカンに勤務した経験に基づく話は興味深いものであった。

"2013年3月バチカンに新しい風がふいた・・・"この出だしで話が始まった。法王フランシスコの誕生であり、新しいバチカンの誕生でもあった。700年ぶりの法王辞任という出来事の後を引き継いだフランシスコはこれまでにないバチカンを作り出そうとしている。フランシスコの下で変化の道を歩みだしたバチカンについて十分手ごたえのある話をきくことができた。

 

2018年2月19日(月)"知られざる"シリーズ第2回「ヴァチカン」会場の様子