東京外国語大学出版会

最新刊のご案内

伊東剛史 後藤はる美 編
『痛みと感情のイギリス史 』



【2017年3月31日発売】
四六判 上製 368頁 定価:本体2600円
ISBN 978-4-904575-59-8 C0022

歴史から浮かび上がる〈感情〉の共同体

痛みは普遍的なのか――
生と痛みが絡まり合う感情の諸相を、イギリス史を舞台に描き出す。

17世紀から20世紀のイギリスをフィールドとして、神経医学の発達、貧者の救済、聖職者の処刑、宗教改革期の病、魔女裁判、夫婦間の虐待訴訟、動物の生体解剖などを題材に、6名の研究者が史料に残された〈生きられた痛み〉を照らし出し、感情を歴史学の視点から考えるための視座を開く。

【目次】
無痛症の苦しみ(伊東剛史)
Ⅰ  神経――医学レジームによる痛みの定義(高林陽展)
Ⅱ   救済――一九世紀における物乞いの痛み(金澤周作)
Ⅲ  情念――プロテスタント殉教ナラティヴと身体(那須敬)
Ⅳ  試練――宗教改革期における霊的病と痛み(後藤はる美)
Ⅴ   感性――一八世紀虐待訴訟における挑発と激昂のはざま(赤松淳子)
Ⅵ  観察――ダーウィンとゾウの涙(伊東剛史)
ラットの共感?(後藤はる美)
痛みと感情の歴史学(伊東剛史・後藤はる美)

【編者紹介】
伊東剛史(いとう・たかし)

ロンドン大学 Ph.D. 東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。単著に、London Zoo and the Victorians, 1828-1859, Woodbridge: Boydell / Royal Historical Society, 2014. 共著として、『ヨーロッパ史講義』(近藤和彦編、山川出版社、2015年)、Animal cities: beastly urban histories (ed. Peter Atkins) Farnham: Ashgate, 2012. がある。

後藤はる美(ごとう・はるみ)
ケンブリッジ大学 Ph.D. 東洋大学文学部講師。共著に『礫岩のようなヨーロッパ』(古谷大輔、近藤和彦編、山川出版社、2016年)、『ヨーロッパ史講義』(近藤和彦編、山川出版社、2015年)。論文として、「一七世紀イングランド北部における法廷と地域秩序 国教忌避者訴追をめぐって」『史学雑誌』第121編第10号(2012年)がある。
▲本書編者によるfacebook 特設ページはこちら 『痛みと感情のイギリス史』

【PDF】訂正情報(2017年4月21日現在)

東京外国語大学留学生日本語教育センター 編著
『大学の日本語 初級 ともだちVol.1 』


【2017年3月31日発売】
B5判・並製 280頁 定価:本体2500円+税
ISBN 978-4-904575-61-1 C3881 

初級レベルの学生のための日本語教科書
Elementary Japanese for Academic Purposes

本書は、大学等の日本語教育機関で学ぶ初級レベルの学生のための日本語教科書です。大学などでの生活に密着した多様なタスク、異文化理解タスクをすることにより、中級・上級日本語につなげるための初級文型・語彙を学習しながら、「自己を発信する力」「他者と伝え合う力」を総合的に身につけます。初級はVol.1とVol.2の2冊からなり、Vol.1は初級前半、Vol.2は初級後半のレベルとなっています。

◆総合的な日本語力をアップする
「JLPTUFSアカデミック日本語 Can-doリスト」初級前半の指標に基づき、日常生活や身近な活動を中心に、総合的な運用力をアップします。

◆豊富なイラストによる導入
学生たちが遭遇する場面や人々を想定して、楽しく会話やタスクが行えるよう工夫しました。豊富なイラストにより、授業の導入・練習ができます。学習項目は「流暢さ」と「正確さ」をバランスよく、段階的に習得できるよう配列しました。

◆多彩な教材活用
英語による文法説明は文型や活用形を導入する際の予習や復習として活用できます。また付属教材として音声CD、語彙リスト(別冊)のほかに、東京外国語大学留学生日本語教育センターのウェブサイトと連携して、漢字・文法の宿題、教師用のイラストもダウンロードできるようになっています。

【編著者紹介】
東京外国語大学留学生日本語教育センター

1970年に本学外国語学部附属日本語学校として創立され、1992年に留学生教育教材開発センターと統合して「留学生日本語教育センター」となりました。2012年には、文部科学省より「日本語教育・教材開発・実践教育研修」の教育関係共同利用拠点に認定され、他大学との共同利用を推進しています。本書は、この「AJ Can-doリスト」に基づいて開発された初級教科書で、主に交換留学生や研究留学生を対象とした本学の「全学日本語プログラム(JLPTUFS)」で使用しています。このプログラムでは、留学生の習熟度やニーズに応じて多様な日本語科目が開講され、本書をはじめ、「AJ Can-doリスト」に対応した教材の開発が進められています。

青山弘之 スライマーン・アラーエルディーン 著
『大学のアラビア語 初級表現 』


【2017年3月31日発売】
B5判・並製 255頁 定価:本体3000円+税
ISBN 978-4-904575-60-4  C 3087

本書は『大学のアラビア語』シリーズの1冊です。『大学のアラビア語 詳解文法』において具体的かつ体系的に解説されているアラビア語の文法項目に沿って、アラビア語の表現能力を身につけるための教本です。全13章からなり、各章は例文・解説・文法の復習・練習問題で構成され、アラビア語の文法事項を復習しつつ、初級レベルの表現能力を習得できるようになっています。

◆会話表現を学ぶ丁寧な解説
◆文法の理解を会話に活かす練習問題
◆語彙を確認し、増やすための単語帳
◆実際の会話表現を聴く音声ダウンロード → ダウンロードはこちらから

【著者紹介】
青山弘之
(あおやま ひろゆき)
東京外国語大学総合国際学研究院教授。専門は現代東アラブ政治、思想、歴史。著書に『シリア情勢 終わらない人道危機(岩波新書)』(岩波書店、2016年)、『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』(編著、岩波書店、2014年)、『混迷するシリア:歴史と政治構造から読み解く』(岩波書店、2012年)、『現代シリア・レバノンの政治構造』(アジア経済研究所叢書5、共著、岩波書店、2009年)などがある。

スライマーン・アラーエルディーン
東京外国語大学世界言語社会教育センター外国人主任教員(特任教授)。専門はアラビア語と日本語の統語論、言語学。著書にFacing Finality: Cognitive and Cultural Studies on Death and Dying (共著、The Institute for Intercultural Communication, The University of Louisville、2013年)、『基礎日本語学習辞典』(アラビア語版、共訳、アッシュルーク、2010年)、『アラビア語60分(マルチリンガル・マラソン1)』(アルク、1995年)などがある。

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 発行
『FIELD PLUS(フィールドプラス)』第17号

オールカラー・A4判・並製・33頁・定価:本体476円+税
ISBN 978-4-904575-58-1 C0039
年2回(1月/7月)発行

巻頭特集は「チベット牧畜民の「今」を記録する」

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)から、世界各地の息吹を伝える雑誌をお届けします。多様な研究分野の垣根を越えて、世界のあらゆる地域をフィールドとする研究者たちの取り組みや経験を紹介。〈世界〉をさまざまな角度から見つめます。最新の第17号は巻頭特集「チベット牧畜民の「今」を記録する」(責任編集・星 泉)のほか、好評のコーナー「フィールドワークって何?」「フロンティア」など、読みどころ満載です。

[巻頭特集] 
チベット牧畜民の「今」を記録する 責任編集:星 泉
・現代チベットにおける人間と家畜の宗教的関係 別所裕介
・ヤクの名は。 海老原志穂
・牧童だった私の目にうつるもの ナムタルジャ
・映像による記録とその功罪 星 泉

○フィールドワークって何? 「あるく」
・山岳地域を歩く 奈良間千之
・「姿勢のよい闊歩」はどこから来てどこへ行くのか――バントゥ諸語の語彙分布から探る 品川大輔
・長距離道における調査方法の紆余曲折 土井清美

○フィールドノート
・韓国語諸方言のフィールドワーク 姜 英淑
・人文学の知でテロを防ぐ――バングラデシュ・ダッカのテロ事件と大学での教育への取り組み外川昌彦

○研究者の本棚
・歴史を食べる経験 『食と農のアフリカ史』 大石高典
・民族から考える中国の実像 『「周縁」を生きる少数民族――現代中国の国民統合をめぐるポリティクス』 野田仁

○フロンティア
・ブータン伝統集落を読み解く――「かたち」の背後にある空間の「意味」 吉村晶子
・エジプト西部砂漠のオアシス村研究をめぐる「出会い」 加藤博

○Field+TRAIN
・ジャカルタで活躍する日本の中古通勤電車を追って 川村晃一

○フィールドワーカーのおみやげ 山崎寿美子

トピックス

読書冊子『pieria(ピエリア)』最新号

『pieria(ピエリア)』とは、本学出版会と附属図書館の共同企画・編集によって毎年春に発行している読書冊子です。

2017年4月発行■ 第9号 ■最新号
今号の特集は「見えないものにふれる」。本学教員をはじめとした多彩な執筆者らによる充実のエッセイで構成されています。また巻頭特別企画の[アレクシエーヴィチ氏を迎えて」や、「フィールドノート」のエッセイ、在学生や留学生らによるおすすめ本の紹介など、読書の世界がよりいっそう広がります。
学内では図書館2階入口や外大生協で、無料で配布されていますのでぜひ手にとってご覧ください。一般読者や書店員の方々にもお送りしていますので、お気軽にお問い合わせください。
最新号のPDF(No.2017)はこちらから

【バックナンバーPDF】
以下のURL先から、ご覧になりたい項目をクリックし、「登録ファイル」の「見る/開く」をクリックするとPDFをご覧頂けます。

◆2016年〜2012年までの
バックナンバー一覧はこちらから
◆「pieria 発見と探究への誘い
 (2011年春号/通巻3号)
◆「pieria 未知との遭遇のために
 (2010年春号/通巻2号)
◆「pieria 新しい世界への扉
 (2009年春/通巻1号)

『痛みと感情のイギリス史』に関する座談会が開催されました

紀伊國屋書店の電子情報サービス「KINOLINE」にて、3月発売の『痛みと感情のイギリス史』の著者による座談会「『痛みと感情のイギリス史』とEarly English Books Online」が行われました。

座談会はこちらからご覧頂けます。
「KINOLINE」座談会ページへ

【紀伊國屋書店】
・電子情報サービス「KINOLINE」
・データベースサービス
「Early English Books Online(EEBO)」

【情報】
書名:痛みと感情のイギリス史
編者:伊東剛史 後藤はる美
発売:3月刊行

一七~二〇世紀のイギリスをフィールドとして、神経医学の発達、貧者の救済、聖職者の処刑、宗教改革期の病、魔女裁判、夫婦間の虐待訴訟、動物の生体解剖などを題材に、六名の研究者が史料に残された〈生きられた痛み〉を照らし出し、感情を歴史学から考えるための視座を開く。

デジタル版配信開始のお知らせ


世界の多様な漫画文化の発展のため、海外コミックの電子書籍化に積極的に取り組む、電子書籍販売サイト「eBookJapan」から、マレーシアの国民的漫画家LATの代表作『カンポンボーイ』『タウンボーイ』のデジタル版が配信スタートいたしました。
*Windows、Mac、iPad/iPhone/iPod touch、Androidで読書をお楽しみいただけます。購入した作品は複数端末で楽しめ、My本棚は"背表紙表示"も可能です
ebookjapanへ

第7回辻静雄食文化賞 贈賞式

辻静雄食文化賞の贈賞式が7月4日に八芳園「ニュイ」にて行われました。
第7回辻静雄食文化賞
『慈悲深き神の食卓‐イスラムを「食」からみる』八木久美子著

▲辻調グリープ『ニュースリリース』
▲八木教授インタビュー『TUFS Today』
▲受賞者一覧『辻静雄食文化財団』

「慈悲深き神の食卓」受賞

「慈悲深き神の食卓 ―イスラムを「食」からみる (Pieria Books)」が、「第7回辻静雄食文化賞」を受賞致しました。

▲詳しくはこちらから

辻静雄食文化賞とは?

一般財団法人 「辻静雄食文化財団」

「ガイマン賞2015」にて「タウンボーイ」が受賞

【ガイマン賞2015】で「タウンボーイ」が受賞

昨年、「ガイマン賞2014」で第2位を頂いた「カンポンボーイ」の続編、「タウンボーイ」が今年のガイマン賞で「小野耕世特別賞」を受賞いたしました。
▲ガイマン賞2015「結果発表」

「演劇の未来形」がAICT演劇評論賞を受賞

Pieria Booksシリーズ4作目の「演劇の未来形」谷川道子著がAICT演劇評論賞を受賞いたしました。
【AICT演劇評論賞】
国際演劇評論家協会(AICT)日本センターが、演劇・ダンス等の優れた批評を顕揚し、その発展を図るために、演劇・ダンス等の舞台に関する優れた評論書に贈る賞です。

出版企画学内公募について

出版企画の学内公募を開始しました。
応募資格は、以下のとおりです。
①本学教職員(非常勤の方を含む)
および名誉教授
②本学学部生・大学院生
※本学教職員の推薦が必要です。
その他、詳細はこちらをご覧ください。
ご応募お待ちしております。

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