東京外国語大学
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活動報告

白熱外交官シリーズ講演会「キルギス人から学ぶもの」開催報告

2017.10.03

開催概要

講師:小池孝行 前キルギス大使

場所:東京外国語大学学内「さくらホール」

主催:社会・国際貢献情報センター

開催日

2017年9月29日(金)

概要/内容

小池講師は、外務省のロシア語専門家であり、CIS(独立国家共同体)にも詳しい人である。CISは、ソ連崩壊を機に、形成された共同体で、その一員が講演テーマとなったキルギスである。

日本で紹介されることが少ない国であり、聴衆にとっても関心を引くテーマであったと思われ、多数の参加者があった。
国民の外見は日本人と類似し、講師は、世界でも最も日本人と似ている国民ではないかとの意見を披露した。対日関係では、日本滞在経験者が多く、そのためか日本のことを知るものも多い。日本人にとって親近感を覚える国のひとつであろう。

人口600万であり、市場としてはかなり小さく、なかなかビジネスの発展の見通しがつかない。現在の日本との関係では、JICAの協力が中心である。ODAでの付き合いだけで、日本企業の進出は現状では見込まれない状況にある。資源が豊富な国でもなく、今後どのようにして経済振興に取り組むか、これが課題である。

政治面でも、1991年の独立以後、何度かの大きな政変を経験しており、政治安定が大きな課題とっている。

講演会の様子(留学生日本語教育センター さくらホール)

小池講師を囲んで