東京外国語大学
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活動報告

駐アンゴラ日本国大使講演「転換期のアンゴラと日・アンゴラ関係」開催報告

2017.07.03

開催概要

場所:東京外国語大学学内

主催:社会・国際貢献情報センター(ICSIC)

共催:現代アフリカ地域研究センター(ASC)

開催日

2017年6月29日(木)

概要/内容

このイベントは、「社会・国際貢献情報センター」と本年創立された「現代アフリカ地域研究センター」の協力の下で実施した。後者に関係する講師の下でアフリカ事情を学ぶ学生が聴講した他、一般の参加も多くあった。

澤田大使は、アンゴラに赴任して約半年。大使は、その短い期間に把握した同国の政治経済及び一般事情を詳しく説明した。

講演タイトルにあるように、アンゴラは、今年、転換期を迎える。38年という長期にわたり政権トップの座を維持してきたドス・サントス大統領が遂に職から離れる決意を行った。選挙は8月23日である。大使は、このような現状に着目しつつ、歴史、経済、文化等幅広い分野で同国を紹介した。

講演は、同国の対外関係にも及び、中国が特異な地位にある点についての説明を行った。

また、同国が日本との関係を重視しているとして、両国外交関係に話を進め、ODAを含む良好に推移している両国関係の現状を扱った。

今年実施される選挙の動向、その後の政治的推移は注目に値するものであり、予測し難いことも起こるかもしれない。

選挙を前にしたこの時期の澤田大使の説明は、将来の同国の動向を見渡すにあたり有益なものであった。