東京外国語大学
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活動報告

駐日スペイン王国大使特別講演「日本・スペイン関係 "現状と将来の展望"」 開催報告

2017.05.15

開催概要

講師:ゴンサロ・デ・ベニート駐日スペイン大使

場所:東京外国語大学学内

主催:社会・国際貢献情報センター

開催日

日 時: 2017年5月10日(水)

概要/内容

ゴンサロ・デ・ベニート大使は日本滞在約二年。その間、日本との関係は緊密化の道をたどっていると認識している。講演の前に、伊藤副学長を表敬訪問した際にも、この点を強く述べていた。また、同副学長との面談においては、当大学に300人近いスペイン語専攻の学生がいることに満足の様子であった。

講演において、大使は、ヨーロッパの端のスペインとアジアの端の日本が地理的距離にもかかわらず、近い存在になっているとし、今後一層の関係強化がなされていくとの期待を示した。

スペイン概要では、ガウディやフラメンコ等に言及し、また、ヨーロッパ最大の高速鉄道の存在、風力エネルギー等、力強いスペインを示す特徴をあげた。その後、両国の歴史を取り上げ、ザビエルから始まる両国関係の開始、そして、来年2018年は外交関係150周年という記念すべき年にあたると述べた。現在、両国関係は緊密化を続けているとして、ワーキング・ホリディ制度の開始、東京ーマドリッド直行便の運航等の説明を行った。大使は、両国関係は今後一層推進されていくことに自信をもっていた。

来年の外交樹立150周年を機会に両国が益々近い存在になっていくことを期待したい。

講演では、多数の聴衆を得た。スペイン語関係の学生85名、教員も6名出席した。学生にとってスペインは近い存在になったのではないだろうか。