東京外国語大学
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活動報告

【出張講演】2/25(土)日本力行海外協会主催 第29回国際交流セミナー

2017.02.25

開催概要

「アフリカ政治経済」


2月25日(土)、当センターの名井・副センター長は、日本力行海外協会の国際交流セミナーにおける講師として、「アフリカ」についての講演を行った。出張講演はセンターの初めての試みであるが、センターの社会・国際貢献へのひとつの姿として実施したものである。

ポルトガルに始まるヨーロッパの海への進出、アフリカからアジア、アメリカ大陸へと移動するが、最後まで取り残されたのがアフリカであるが、現代のアフリカに焦点をあて、「アフリカの政治」という点では昨今の大統領の交代劇で問題が起きたアフリカ西部ガンビアに関連し、選挙や長期政権の現状を取り上げた。2011年のアラブの春、好ましからざる事態が起こったものの、その反面、アフリカ各国の反応は早く、アフリカがアフリカの力で正常な事態を取り戻す結果となった。不安と期待が会いまみえるアフリカの現状を示したと言えよう。今年後半には、アフリカ南部西海岸のアンゴラでも選挙がある。東海岸の兄弟国モザンビークと類似する歴史を歩んだものの、大きく異なる道を歩んでいる。本年行われるアンゴラでの選挙は独立以来の政治的大転換となり得る。

「アフリカの経済」という点ではこれまで大きな発展を得ていない状況に言及し、一時上昇機運にあった経済は2014年以降の原油価格減という厳しい経済状況の中にあることに焦点をあてた。

また、「日本のアフリカ外交」という点からは、TICAD(アフリカ開発会議)を取り上げ、これまで日本で実施された同会議も、第6回会合では、安倍総理参加の下で初めてアフリカの地で開催された、このTICADの推移について説明した。あわせて、日本のPKOも取り上げた。

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開催日

2017年2月25日(土)

概要/内容

■日 時: 平成29年2月25日(土)14時(13時30分受付)
■場 所:(学)日本力行会国際ホール(練馬区小竹町2-43-12)
     西武池袋線江古田駅北口下車徒歩7分
     有楽町線小竹向原駅2番出口下車徒歩8分
■テーマ:「アフリカ入門 経済・市場」
     なかなか発展に結びつかなかった歴史と今後の課題
     日本のアフリカ外交、大きな転換期にあるアンゴラの政治
■講演者:名井 良三
(東京外国語大学社会・国際貢献情報センター副センター長) 

■お申込み方法
参加ご希望の方は、代表者氏名、電話番号、住所、人数をFAXで主催者までお申し込みください。FAX 0267-25-8608または03-3972-1264
 ※会場でセミナー開催の経費に係る協力金1,000円(任意)をお願いしています。
■申込締切:平成29年2月20日(月曜)先着100名
第一部 セミナー講師
第二部 箏(こと)演奏

主 催 (一財)日本力行海外協会
後 援 練馬区
協 賛 NPO法人 国際文化交流協会/NPO法人 日本祭礼文化の会