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2017年度冬学期スタディツアー「ムンバイでスラムとソーシャルワークを学ぶ」公募

【概要】

2017年度冬学期・世界教養科目(スタディツアー)として開講(担当: 伊勢崎賢治)。
インド・ムンバイにて、インド現代社会にかんする集中講義と、市内スラム地区 Dharaviでのフィールドワークをおこなう。ムンバイ大学ソーシャルワーク・カレッジ(Nirmala Niketan)、住民自治組織 PROUD、その他現地NGOの協力により、本事業は実施される。講義や実習はすべて英語により実施。

日程:    2018年1月23日(火)東京発/2月3日(土)東京着。
        12月から1月のあいだに学内で、ガイダンス、予習ゼミを実施予定。
募集人数: 上限7名。
旅費:    渡航費、滞在費等を補助(自己負担5万円程度)。
応募資格: 学部生(ただし2017年3月卒業予定者は除く)。英語能力必須。ヒンディー語またはウルドゥー語の能力があることが望ましいが、応募動機が明確であれば、学部・学年や履修言語は問わない。

【応募の方法と締切】

  • A. エントリー: 2017年11月8日(水)用紙1(クリックでダウンロード)。
    • ひきかえに昨年度の実施概要を送ります。
  • B. 応募: 2017年11月12日(日) 用紙2(クリックでダウンロード)。
  • 問合せ・応募先: kashiwazaki@tufs.ac.jp  (柏崎正憲/研究講義棟631号室)

日本語

This study tour is to be held as a Course in Summer Semester 2017.
Syllabus Panphlet

The objective of this course is to understand global issues reflected in local realities. Students will engage in onboard seminars and field work in 4 Asian cities (Tokyo, Xiamen [China], Singapore and Yangon [Myammar]).

Offered in collaboration with Peace Boat's Global University.

10 to 29 August
Language: English
Partial financial support will be provided to the participants.

Info Session

24 April, 11:50, Room 109

How to Apply

Fill out the Application Form and send it via E-mail by Mon. 8 May.
Download: FORM

E-mail to: kashiwazaki@tufs.ac.jp (Masanori Kashiwazaki)

2016年度冬学期スタディツアー「ムンバイでスラムとソーシャルワークを学ぶ」公募

【概要】

2016年度冬学期・世界教養科目(スタディツアー)として開講(担当:伊勢崎賢治、シラバス)。
インド・ムンバイにて、インド現代社会にかんする集中講義と、市内スラム地区 Dharaviでのフィールドワークをおこなう。ムンバイ大学ソーシャルワーク・カレッジ(Nirmala Niketan)、住民自治組織 PROUD、その他現地NGOの協力により、本事業は実施される。講義や実習はすべて英語により実施。

日程:    2017年1月24日(火)東京発/2月4日(土)東京着。
        12月から1月のあいだに学内で、ガイダンス、予習ゼミを実施予定。
募集人数: 4~6名。
旅費:    渡航費、滞在費等を補助(自己負担5万円程度)。
応募資格: 学部生(ただし2017年3月卒業予定者は除く)。英語能力必須。ヒンディー語またはウルドゥー語の能力があることが望ましいが、応募動機が明確であれば、学部・学年や履修言語は問わない。

【応募の方法・内容・締切】

  • A. エントリー: 用紙1(クリックでダウンロード)を、Eメールで送信。なるべく2016年11月4日(金)までに。
  • B. 応募:    用紙2(クリックでダウンロード)を、Eメールで送信。締切は2016年11月13日(日) 深夜
  • C. 面接:     2016年11月14日(月)~17(木)のあいだに実施。結果は後日通知。
  • D. 履修登録: 選抜された者は、2017年1月13日(金)17日(火)のあいだに必ず履修登録をおこなうこと。

問合せ・応募先: kashiwazaki@tufs.ac.jp  (柏崎正憲/研究講義棟631号室)

English

【概要】

 2016年度夏期授業として開講(担当:川崎哲)。学内シラバス
 日本含むアジア三か国(東京、台湾・基隆、シンガポール)を船で移動し、洋上学習とフィールドワークをつうじて、地域の現実と課題について集中的に学ぶ。
「ピースボート地球大学」との連携事業。
 ダウンロード→ パンフレット(pdf)

日程: 2016年8月15日~30日(予定)。
募集人数: 5名程度。
旅費: 大学から旅費の助成あり(一部自己負担)。
参加資格: すべての学部生。英語でのディスカッション参加能力は必須。

【説明会】

以下の日程で説明会を行います。応募検討者はなるべく参加してください。

4月19日(火) 11:50-12:30 研究講義棟214号室

【応募の方法】

応募期限: 5月10日(火)

・応募様式(英語)に必要事項を記入し、Eメールで提出。ダウンロード→ Form

・応募者多数の場合、書類審査にくわえて、5月16日(月)から20日(金)のあいだに面接をおこなう。

問合せ・応募先: kashiwazaki@tufs.ac.jp  (柏崎正憲/研究講義棟631号室)

日本語

This study tour is to be held as a Course in Summer Semester 2016.
Syllabus

The objective of this course is to understand global issues reflected in local realities. Students will engage in onboard seminars and field work in three Asian cities (Tokyo, Keelung [Taiwan], and Singapore).

Offered in collaboration with Peace Boat's Global University.

15 to 30 August (tentative)
Language: English
Partial financial support will be provided to the participants.

Info Session

19 April, 11:50, Room 214

How to Apply

Fill out the Application Form and send it via E-mail by Tue. 10 May.
Download: Form

An interview may also be held between 16 and 20 May.

E-mail to: kashiwazaki@tufs.ac.jp (Masanori Kashiwazaki)

スタディツアー「フランスのムスリム移民社会を学ぶ」が、2016年2月9日から22日に実施されました。本事業は、明治学院大学国際学部の浪岡新太郎准教授の計画・指導のもと、浪岡ゼミと本学 (履修学生は応募者より選抜、担当教員は柏崎正憲) との、合同プログラムとして行われました。

事業概要

本事業の目的は、フランスにおけるムスリムの移民および移民出身者 (移民の親をもつフランス市民) のアクチュアルな状況を学ぶことでした。その背景を理解するために、学生たちは2015年11月より、フランス共和国の近現代史、移民政策、都市問題などにかんする予習ゼミに参加し、予備知識をつけたうえで臨みました。

スタディツアーで訪れたのは、パリ、エクサンプロヴァンス、マルセイユ、リヨンの4都市です。各都市の移民街、郊外の社会住宅 (多くが移民集住地区となっている) でのフィールドワークや、公的施設 (パリ大モスク、パリ移民歴史博物館、マルセイユ欧州・地中海文明博物館、リヨン大モスク、等) の見学にくわえて、さまざまな教育機関 (パリ政治学院、エクサンプロヴァンス政治学院、リヨン近郊のムスリム系の私立学校であるアル・キンディ学校、等) 、市民団体 (宗教・民族コミュニティ間の協調を推進する地域団体「マルセイユ・エスペランス」、「フランス・ムスリム消費者連合」、郊外託児施設「Objectifs Jeunes」等) 、行政機関 (リヨン近郊のサンフォン市庁舎) に訪問し、会談や講演をもちました。一連の調査をつうじて、今日のフランスにおけるマイノリティの社会的排除の実態や、ライシテ (世俗主義または政教分離) における宗教団体の、特にイスラーム系団体の実際の活動状況について、深く学ぶことができました。

とくに2015年1月および11月のパリでのテロ事件以降、日本でも「フランスのムスリム」や「欧州のムスリム」に注目が集まるようになっています。しかし、このスタディツアーで実際に見ることができたものは、日本に伝わってくる部分的な報道から想像されがちな「テロとの戦争」の扇情的なイメージとは、かなり異なるものでした。一方では、ムスリム系市民の社会的な地位向上や、フランス市民としての平等の実現をめざして、市民社会の側からも、行政の側からも、多種多様な取り組みが行われていますが、しかし他方では、ムスリム系を含めた移民・移民出身者への排除は社会に根深く存在し、さらには問題の原因を排除される側に帰すような政治的動向も見られます。このようにフランスの問題を多面的に調査したことにより、21世紀における文化的・宗教的コンフリクトの複雑な様相を捉えていくための視点を学生が身につけたことが、本事業の主要な成果と言えるでしょう。

パリ大モスク。第一次大戦で戦死した植民地のムスリム兵士を称えるため仏政府の資金により建設。マルセイユ中心部の移民街。モスクの入ったビルも見られる。周辺の再開発が進む。ヴェニシュー市マンゲット地区(リヨン近郊)の社会住宅。

スタディツアー・フランスのムスリム移民社会を学ぶ

概要

現代フランスのムスリム移民をめぐるコンフリクトについて学ぶ。
パリ、リール、マルセイユ、リヨンにて、移民集住地区、ムスリムのコミュニティ運動やモスク、移民やレイシズムについて研究する教育機関、などを訪問する。移民人口分布の踏査、当事者・関係者への聞き取りといったフィールドワークに加えて、現地学生とのワークショップ、移民家庭への訪問も計画に含まれる。
11月~1月中に実施される事前ゼミへの参加が必須。

日程: 2016年2月10日~24日(予定)。
募集人数: 5名前後。
旅費: 渡航費を全額支給。現地滞在費は自己負担あり。
参加資格: すべての学部生。フランス語またはアラビア語が使える者は優遇。

シラバス(世界教養プログラム外国語学部

応募の手続

  • A. 予備エントリー: 10月9日(金) まで(期日を過ぎても可)。
  • B. 本エントリー: 10月19日(月)a.m. 9:00 まで(締切厳守)。
  • C. 面接: 10月20日(火)。選考結果は23日(金)に通知予定。23日(金)~26日(月)に履修登録。

詳細については、右の計画書(PDF)をダウンロードし、よく読んでください。 mif.pdf

問合せ・応募先: kashiwazaki@tufs.ac.jp  (柏崎正憲/研究講義棟631号室)

報告・中国東北部スタディツアー

2015年21日から26日に実施された、中国東北地方・吉林省でのスタディツアー 《「満洲」の記憶・忘却・痕跡 中国東北地方・吉林省を訪ねて》 について報告いたします。

本事業は、昨年度の同事業(テーマ:沖縄)にひきつづき、本学と、協定校である中国の寧波大学、韓国の韓信大学校および聖公会大学校との 《東アジア合同授業》 において実施されました。スタディツアーに先立って春期に設定された、ビデオ通信による国際合同授業では、《植民地主義と人々の移動・暮らし》 および 《「満洲国」支配とその痕跡》 という二つの観点のもとで、学生たちは講義を受け、また自主調査を組織したうえで、プレゼンテーションと討論をおこなうことにより、能動的に予備知識を深めました。

スタディツアーでは、中国吉林省の長春市、および延辺朝鮮族自治州(延吉市、竜井市、汪清県)を訪問し、さまざまな史跡や施設でフィールドワークをおこない、また現地の方々のお話を伺い、交流をもちました。

長春市では、偽満皇宮博物館や東北淪陷史陳列館、長影旧址博物館(旧満映)のほか、偽満洲国国務院旧址、中国共産党省委員(旧関東軍司令部)、旧給水塔等、「満洲国」時代の建物などの跡を見学しました。学生たちは、「満洲国」支配の「記憶」が市内のいたるところに痕跡としてはっきりと残っていたことに驚くと同時に、1945年の「満洲国」崩壊以降もそこに生き続けた/生き続けなければならなかった人々について、さまざまな思いをめぐらせていました。

また、長春市動植物園(旧新京動物園)を訪れたうえで、馮英華先生(日本で博士学位取得、現在は長春で研究継続)による講義 《村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』における「新京の動物園」》 を聞き、活発な討論を行いました。

延吉市では、延辺大学にてその後の行動をともにする延辺大学の学生たちと合流し、ともに延辺大学の孫春日教授による講義 《満洲の東北アジア諸民族 文化景観と中、韓、日の対置される歴史談論》 を聞きました。延辺博物館や延吉監獄抗日闘争記念碑の見学も行い、中国朝鮮族の歴史や抗日闘争史について体系的に学習することができました。

竜井市では、現地のドキュメンタリー写真作家で、李光平先生(竜井市文化館館長)によるご案内のもと、植民地期朝鮮人の抵抗作家である尹東柱の生家と尹の通った明東学校跡(展示館)、旧大成中学校(展示館)のほか、1919年の朝鮮における「三・一独立運動」を契機に起こった「間島三・一三運動」で犠牲になった14名を追悼するための記念碑「三・一三反日義士陵」、1909年に建てられた間島日本総領事館跡(現在の建物は火災による焼失後、1926年に再建されたもの)などを訪れました。

また、「満洲国」期に軍事目的等のためにつくられた朝鮮人「集団部落」があった村々をバスの車窓から眺めながら、汪清県にある日本百草溝領事館分館跡にまで足を延ばし、今もそのまま残っている建物と、同じ敷地内にある独立運動家の首が吊るされたという木を見ました。

日本による朝鮮・朝鮮人支配が中国東北にまでおよぶ苛酷なものであったことを、学生たちは自分たちの目でしっかりと確認し、また、その支配のもとで抵抗し、命を落とした多くの朝鮮の人びとがいたことを学びました。

最終日には延辺大学にて、三カ国の学生が入り混じった三つのグループがそれぞれ、共同レポート作成のために討論しました。起草された文案は、最後に全員の前で、中国語、朝鮮語、日本語により発表され、承認されました。

日本の侵略や植民地支配の歴史をいかに記憶するかが問題となっている現在、その現場に実際に足を運んで調査をおこなったことや、韓国や中国の、そして中国朝鮮族の学生と夜遅くまで熱く語り、意見をぶつけ合った経験は、参加した学生たちにとって非常に貴重な経験となりました。本事業にご協力いただいた、本学協定校の皆さまや、長春市、延吉市、竜井市の方々には、この場を借りて、深く御礼を申し上げます。

2018年9月

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