2015年3月アーカイブ

【公募】 ムンバイ・Dharavi地区スタディツアー2015

【概要】

2015年度夏期授業「インド・イマージョン・プログラム2015 ~「コンフリクト耐性」を培う能動学習 ~」として開講(担当:宮本隆史)。
ム ンバイ大学ソーシャルワーク・カレッジ(Nirmala Niketan)、住民自治組織 PROUD、その他現地NGOとの連携で、インド・ムンバイにて、インド現代社会にかんする集中講義と、市内スラム地区 Dharaviでのフィールドワークをおこなう。講義や実習はすべて英語による。なお、春期の水曜日に数回設置される、事前学習のためのゼミナールへの参 加も必須。

日程: 2015年8月17日~28日の間に9泊程度(調整中)。
募集人数: 6名。
旅費: 渡航費を全額支給。現地滞在費は自己負担あり。
参加資格: すべての学部生。英語でのディスカッション参加能力は必須。くわえて、ヒンディー語またはウルドゥー語の運用能力があることが望ましい。ただし、応募動機が明確であれば、学部・学年や履修言語は問わない。

【応募の方法】

応募期限: 4月17日(金)23:59 締切

応募内容

  • A. 履修登録 4月13日から17日までに
  • B. Eメールによる応募(合計1,000字程度): ①名前、②学部・学年、③英語能力の自己評価(TOEICなどの評点もあれば申告)、④他に使用できる言語(その学習歴)、⑤応募動機、⑥自己アピール。
  • C. 面接 4月22日(水)14:20以降に実施。

問合せ・応募先: kashiwazaki@tufs.ac.jp  (柏崎正憲/研究講義棟631号室)

【応募者ガイダンス】

以下の日程でガイダンスを行います。応募検討者はなるべく参加してください。

4月8日(水) 11:50-12:20 研究講義棟105号室

【概要】

2015年度夏期授業として開講(担当:川崎哲)。
移動中(船上)の学習と、寄港地――セブ島(フィリピン)、シンガポール、ムンバイ(インド)――でのフィールドワークをつうじて、「アジアにおける共通の人間安全保障」の可能性と課題について学ぶ。くわえて春期中、事前学習としてオンライン・セッション等にも参加する。「ピースボート地球大学」との連携事業。

日程: 2015年8月20日~9月11日。
募集人数: 3名。
旅費: 大学からの助成あり(一部自己負担)。
参加資格: すべての学部生。英語でのディスカッション参加能力は必須。

【応募の方法】

応募期限: 4月19日(日)23:59 締切

・応募用紙(英語)をEメールで提出。 右クリックでダウンロード→ entry

・書類選考合格者を対象に、4月23日(木)または24日(金)に面接をおこなう。

問合せ・応募先: kashiwazaki@tufs.ac.jp  (柏崎正憲/研究講義棟631号室)

【応募者ガイダンス】

以下の日程でガイダンスを行います。応募検討者はなるべく参加してください。

4月13日(月) 11:45-12:30 研究講義棟106号室

報告・スタディツアー「南アジア地域のムスリム」

2015年1月3日から10日にかけて、本学で南アジア地域を専攻する学生8名を対象として実施された、インド北部およびアラブ首長国連邦でのスタディツアー(引率・露口哲也)について、報告いたします。

本スタディツアーの目的は、南アジア地域のムスリムを取り巻く環境を知ることです。同地域のムスリムをとりまくローカルあるいはリージョナルな紛争や摩擦については、日本でも関心が比較的に高まっていますが、その一方で「宗教対立」や「過激主義」などにかんする表面的なイメージだけが先行しがちです。そのような見かたでは捉えきれない、現地の多面的で複雑な実情を理解することは、同地域を専攻する学生にとって、とても重要なことです。

インド国内では、デリーを経由してアヨーディヤーおよびラクナウーを訪問しました。

アヨーディヤーにはバーブリー・モスクの破壊跡があります。この都市は、ヒンドゥー教の聖地の一つで、巡礼客が多く訪れる一種の門前町の様相を呈していますが、ムガル帝国初代皇帝バーブルの時代にモスクが建設されました。ところが、ヒンドゥー・ナショナリズムが高揚する中1992年、このモスクは破壊されてしまいます。破壊されたモスクの跡地は、現在では、ヒンドゥーの参拝客が訪ねる巡礼の焦点という様相を呈しています。まさにヒンドゥーとムスリムの宗教対立を象徴する極めてセンシティブな対象だけに、警備は非常に厳重です。訪問した学生たちも、パスポートとヴィザのコピーの提出を警察に要求され、カメラ、時計その他の持ち込みを禁じられ、さらには見学用の通路で計4ヶ所の検問を通過させられました。

ラクナウーではバスをチャーターし、緑豊かな新市街を横目に旧市街、とくにバラー・イマーム・バーラー、チョーター・イマーム・バーラーなどイスラームの歴史的建造物が集中する一画を見学しました。

UAEではドバイに訪れました。南アジアというよりも中東または西アジアに位置するドバイは、近年では、パキスタン人の新たな活躍の舞台にもなっています。

市内でのフィールドワーク後、ドバイのメディア・シティーに本部を置く、パキスタン最大の民放GEO TV の放送局を訪問。マネージャーのフマーユーン・サギール氏より、同テレビ局の現在の状況や活動、パキスタンにとってのドバイの役割、ドバイにおけるパキスタン人の状況などについて、講義を提供していただきました。また、局内部をご案内いただき、ウルドゥー語によるテレビ放送の現場を見学することができました。

南アジア地域のムスリムの現実の社会生活を見るためには、まだまだ訪れるべき多くの場所がありますが、限られた時間の中では、中身の濃い有益なフィールドワークが実施できたといえます。

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