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Exchange Students留学生紹介

留学生の活動

#僕が過ごした日本での日々 2021年春&夏編

2021年春~夏

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2020年秋学期~2021年春学期、本学に交換留学していたルワンダのプロテスタント人文・社会科学大学(PIASS)のアンリから、日本での留学生活後半を振り返るエッセイが届きました。留学生活前半の振り返りはこちらよりご覧いただけます。

ここでは要約版和訳を紹介します。各エッセイの原文はタイトルをクリックするとご覧いただけます。

#郁文館グローバル高校を訪問

郁文館グローバル高校アフリカゼミに招かれ、同校を訪れました。実際的な経験を培える研究室や美術室、肉体を鍛錬するサッカー場や道場を案内してもらい、この学校は設備が整っており生徒が大学へ進学しても容易に適応できる手助けをしていると確信しました。生徒たちはテンボが希望した「日本人であるという意味」、僕が希望した「日本における『ハーフ』の人間とその人たちの日本社会への溶け込み方」というテーマに沿ってプレゼンをしてくれました。プレゼンはとてもよく準備され、ためになるもので、驚きました。その後、僕が生徒たちにアフリカに関してインタビューをしました。

#宗像財団でのインターン

宗像財団のことはPIASSの元交換留学生から聞いていましたが、当初、僕は別のフィールドでインターンをしたいと考えていました。しかし僕の日本語能力とコロナ禍の影響ではインターン先探しは簡単ではなく、2021年3月17日から宗像財団でインターンを始めました。TUFSでの国連に関する授業をヒントにした僕は、トゥワ(ブルンジの3つの民族集団のうちのひとつである狩猟採集民)の人権と尊厳をテーマにしようと決めました。そして、トゥワの人権向上を目指してトゥワの人々が運営するブルンジの組織ASSEJEBAとミーティングし、僕自身は新たな知識を得られ、宗像財団に取り次ぎました。真奈先生(宗像財団代表の宗像真奈さん)、インターンシップ中の助言とサポートをありがとうございました。ルワンダに戻った現在も、調査を続けています。

#Study in Japan for AfircaのMVとNHK番組の撮影

Study in Japan for Africaの留学促進ミュージックビデオとNHKの撮影がTUFSで行われ、僕も参加できたことは帰国直前のよい思い出になりました。Study in Japan for AfricaのミュージックビデオはTUFSと北海道大学が協力し「Ikuzo(行くぞ)」(という歌詞が印象的な楽曲『JPN Opportunity』)の歌にのせた美しい映像が完成しました。一緒に「Ikuzo」と歌うのは楽しかったです。NHKの番組(『太田光のつぶやき英語』)は2021年6月24日に放送され、僕自身も友人たちもNHKの電波に乗る僕を見て感動しました。(ミュージックビデオはこちら、『太田光のつぶやき英語』該当回の広報記事はこちらからご覧いただけます。)

#朝日新聞社からのインタビュー

朝日新聞社の小川さんがTUFSの記事を見て僕を知り、SNSを通じて連絡をくださいました。彼はこれまでに会った日本人の中で誰よりも難民について知っていました。何度かインタビューを重ねるなかで僕が語ったことは、ふだん自分でもあまり考えることのない自分のバックグラウンドについてでした。日本滞在中、日本の若者の多くが難民についてあまり知らないことがわかり、僕のインタビュー記事がどれほど貢献できるかは分かりませんが、記事にしてもらえたことに小川さんと朝日新聞社に感謝します。(「Globe+」の掲載記事はこちらからご覧いただけます。

#グレイスハウス教会

僕は毎週、府中市のグレイスハウス教会へ行っていました。きっかけとなったのは、TUFSの記事を見た洋二牧師がSNSを通じて僕に連絡をくださったことでした。僕は3月から日本を発つ日まで毎週、日曜礼拝に参加することに決め、彼らは僕をメンバーの一員、家族の一員として扱ってくれました。一緒に山へハイキングに行ったり鍾乳洞を訪れたり、一緒にお昼ご飯を食べたりしました。そして日本を発つ前の最後の日曜日にはしゃぶしゃぶをごちそうになりました。グレイスハウス教会は多様性を受け入れる場所で、僕が行くといつも誰かが通訳をしてくれました。あのように歓迎し支えてくれる場所があることはすばらしいことです。