府中市の東京農工大学農学府で開催された、共催シンポジウム「熱帯アフリカ地域における生物資源」(Regional Biological Resources in Tropical Africa)に参加しました。このシンポジウムでは、東京外大から3名(ソンワ博士、坂井准教授、大石講師)、東京農工大から2名(藤井教授、ンダム客員准教授)が話題提供をおこないました。カメルーンにおけるアグロフォレストリー、機能性植物の嗜好品利用の進化と文化、アレロパシー植物/物質の探索、野菜定期市の観察、薬用植物学の最前線、それぞれの発表の扱ったテーマは多岐にわたりましたが、生物資源生産の環境寄与、生物機能性の人間と生き物にとっての意味、有用植物に関する研究成果の現地還元のあり方、など研究報告の内容には重複する論点がいくつもありました。
厳密な時間管理で進められたシンポジウムでしたが、それぞれの発表について質疑応答が活発になされました。参加者数は80名以上に達しました。