【学長メッセージ】夏学期前半の授業、及び派遣留学について

2020.05.12

本学は、7月17日の春学期終了までをオンライン授業期間としておりましたが、これを8月7日の夏学期前半まで延長することを決定しました。夏学期前半には13コマの集中講義が予定されておりますが、いずれもオンラインでの実施となります。詳細は、追ってご連絡します。

親元などに留まっておられる学生の皆さんは、引き続き、それぞれの地域でオンライン授業に取り組まれるよう、お願いいたします。これにともない、部活動についても、引き続き、学内外での活動の自粛要請が継続します。残念ですが、ご理解いただければ幸いです。

夏学期後半期、および秋学期以後については、現在、検討を進めておりますが、現時点でははっきりしたことをお伝えすることができません。大学としては、事態が改善し、対面授業が可能になることを切に願っております。その一方でオンラインによる授業の利点も、皆さんも感じておられるのではないでしょうか。それぞれの長所をいかした教育体制を実現できればと考えていますが、いずれにせよ、東京地域での新型コロナウイルス感染拡大の鎮静化が条件となることから、発表まで、しばらくお時間をいただければ幸いです。

また、秋からの派遣留学に決まっている皆さんから心配の声を多数、いただいております。本学としては、今年度の派遣留学を全面的に中止することはいたしません。ただし、派遣には外務省による安全情報がレベル1になること、さらに、先方の協定大学が今年度、留学生の受け入れを行うことが条件となります。このため、世界の各地で、状況は違ってくることが予測されます。どうか、留学生課と密に連絡をとり、情報収集に努めてください。

2020年秋の派遣留学の取り扱いについて

勉強や暮らし、あるいは将来について、いろいろと不安なこともあろうかと思います。大学の相談窓口を適切に利用いただき、不安の解消に努めていただければ幸いです。特に、新型コロナウイルス感染拡大の影響で家計が急変した方は、以下のお知らせを確認いただくよう、お願いします。

https://www.tufs.ac.jp/student/tuition_scholarship/exemption.html#Anc09

毎日、パソコンの画面と向き合って、たいへんだろうと思います。暑さも増しています。どうか適度に休憩をし、無理をしないでください。ところで、大学では、ちょっとした息抜き用に、ということで、たふもにゅ組み立てモデルを公開しました。大学入口の、あのモニュメントを思い出して、ぜひ、チャレンジしてみてください。ただ・・・・、組み立てるのは、結構、たいへんです。授業で忙しい時にはお勧めしません(笑)。

https://www.tufs.ac.jp/NEWS/notice/200511_1.html

近く緊急事態宣言が解除される地域も出てくるとみられています。しかし、安心ができる状況ではないことは、ご承知の通りです。大学としては、オンラインによる最善の教育の提供に努めています。皆さん、ぜひ、がんばって取り組んでください。皆さんが、健康で有意義な日々を送ってくださることを祈っています。

東京外国語大学長 林佳世子

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