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について

日々の子どもたち あるいは366篇の世界史

刊行
著者等
エドゥアルド・ガレアーノ(著)久野量一(訳)
出版社
岩波書店

内容の紹介

円柱の上で眠る聖シメオン、彗星とともに旅するマーク・トウェイン、水に映る月に抱きつこうとして溺死した李白、ボルネオの空から舞い降りる猫、原発事故と黒澤映画、そして時を逍遥する無名の人びと——勝者の歴史だけでなく、埋もれつつある人間的で小さな〈歴史〉にも向けられた、著者の厳しくあたたかな眼差しを追体験する三六六日、一日一話。

訳者のコメント

久野量一(大学院総合国際学研究院/准教授)
いちおう「日めくりカレンダー」のようにして読むことができる1日1話形式の物語集です。どこからでも読み始められるのがいい。自分や家族の誕生日から読む人、読み始めたその日から読んで、1日1話を楽しむ人、1月1日まで待ってその日から読もうという人。三日坊主で終わっても、思い出したときにふと手に取ってみると、ほお面白いと思って、また読み始められる本です。考えてみれば1年366日はどの日も何かの記念日ですから、Wikipediaとかで調べたり、自分の周囲に転がるエピソードを使ったりすれば、どんな人でもこういう本は書けるような気がします。それでもガレアーノのようにうまくいくかどうか。結構難しそうです。

・本著刊行記念に行われた久野先生のインタビューはこちら


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