【教務課】2023年度夏学期集中講義・多摩地区国立5大学「標準化」講義について(履修登録期間:7/12(水)~7/14(金))

2023.07.05

 2023年度夏学期集中講義の授業科目として「標準化」講義(2単位)を実施します。本講義は、本学、電気通信大学、東京学芸大学、東京農工大学、一橋大学の学生が参加します。

(1)「標準化」講義について

時間割CD:19180239

授業科目名:国際社会と地域1

担当教員 :巽 由樹子

開講時期 :夏学期集中講義(9/11(月)~9/15(金)各日とも3限~5限を予定)

開講形態 :対面(一部、オンラインによる授業回有)

※ 2018年度以前の学生は、「180222 国際社会をひもとくA」を登録してください。

※ ポスター「ルールに縛られるか、ルールを作るか」

 この授業は、国が主導する「標準化官民戦略会議」の後押しをうけて、多摩地区国立5大学が協力して実施する日本で初めての画期的な講義です。

 「標準化」とは、工業規格などの技術の普遍的な基準を確立することであり、技術の普及や発展の前提を整えることを意味します。それはしばしばたんなる「規格化」と混同されますが、「標準化」とはそれ自体が国際ルール作りの闘争であり、ダイナミックな交渉や調整のフィールドです。

 我が国では、この「標準化」への取組みが欧米や中国などに比べて弱かったために、技術開発の面での成功を、国際競争力での優位性に結び付けることに失敗してきたという苦い歴史をもっています。「標準化官民戦略会議」はこうした反省にのっとり、企業経営のトップに「標準化」が技術開発と並行した国際ルール作りの戦場であるという自覚を持たせるとともに、これから国際社会で活躍する若いエリート人材のなかにも、「標準化」についての理解とセンスを涵養しようと試みています。多摩地区の5つの国立大学はその問題提起に呼応し、経済産業省や産業界の支援を受けつつ、今回の特別な集中講義を実現することになりました。実際に官民財の現場において活躍されている講師をお招きして行われる授業となります。関心、興味に応じて、是非、履修してみてください。

(2)履修登録期間(学務情報システムによる)>

  2023年7月12日(水)10:00 ~ 7月14日(金)16:59

  https://www.tufs.ac.jp/student/NEWS/education/230615_1.html

(3)問い合わせ先:

  学務部教務課教務係<kyoumu-kakari@tufs.ac.jp>

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