他大学資料の取り寄せ（ILL）

ILL (Inter Library Loan) とは各種図書館の間で論文のコピーを提供したり（文献複写）、現物の貸借を行う（相互貸借）ための相互協力サービスです。

依頼する前に、希望している資料が本学の附属図書館で所蔵されていないことを東京外国語大学蔵書検索システム (OPAC) と東京外国語大学電子ジャーナル・電子ブックリストで確認してください。

文献複写

論文や図書の一部を、著作権法に定められた範囲でコピーしたものを送ってもらいます。

複写可能な範囲の目安

資料の全部ではなく、一部分（一著作物の半分以下）
「発行後相当期間を経過した」雑誌・新聞等に掲載された個々の論文等
「発行後相当期間を経過」は、当該号が最新ではなくなった、または発行後３か月後を経たものと解されます
最新号に掲載された論文等の複写はできません
上記条件に合致しても、同一号に掲載された複数の論文の場合は、その号の半分までしか複写できません
所蔵館の判断により、上記に該当していても断られる場合があります

　Step 1.
所蔵の確認

必要な文献が、館内所蔵資料および契約電子コンテンツで利用できないことを確認してください。

館内所蔵資料の確認　　　：蔵書検索システム
契約電子コンテンツの確認：東京外国語大学電子ジャーナル・電子ブックリスト
Step 2.
My Libraryから文献複写を申し込み

附属図書館ホームページまたは蔵書検索システムからMy Libraryのログインページにアクセスできます。ICCアカウントを使用してログインしてください。

申請方法は My Libraryヘルプもご参照ください。
Step 3.
図書館が入手可否を調査

日本語文献の場合
国内の所蔵館に依頼を行います（有料）

海外文献の場合
RapidILLによる依頼を行います（無料）
RapidILLでは入手できなかった場合、国内の所蔵館へ依頼します（有料）

切替時の連絡は行いません。
国内の所蔵館への依頼（有料）を希望しない場合、連絡事項に「有料の場合はキャンセル希望」とご記入ください
Step 4.
文献を受け取り

RapidILLにより入手した場合
受取方法について個別にご連絡します

上記以外の場合
図書館２階カウンターにて費用（複写料金+送料）の支払いと複写物の受取を行います

国内他機関	国立国会図書館	RapidILL
複写料金（35～60円/枚）＋送料	20円～（枚）＋包装料＋送料	無料

サービスにかかる料金は依頼者本人の実費負担になります。（RapidILLを除く）
公費が利用可能な身分でも依頼先の条件によって異なります。詳細は予算についてをご覧ください。

図書を送ってもらいます。雑誌は相互貸借できないので、文献複写サービスをご利用ください。

図書館の外に持ち出せる場合と、図書館の中でしか読めない場合（館内閲覧）があります
どちらの利用条件になるかは、貸出館が指定します
貸借資料の複写は、関連団体との間で定めたガイドラインを満たす場合には認められています
ただし、貸出館の規定や劣化等による判断で複写、貸出ができない場合もあります。

国内他機関	国立国会図書館
往復の送料 * 重さ・大きさ・郵送方法によって異なります	返送料 * 館内閲覧のみ・複写不可

サービスにかかる料金は依頼者本人の実費負担になります。
公費が利用可能な身分でも依頼先の条件によって異なります。詳細は予算についてをご覧ください。

貸借資料または文献複写物が用意できるまで1～2週間かかります。

また、貸借資料の貸出期間は貸出館が指定しますので、通常附属図書館から借りる場合とは異なります。
ILLで依頼した貸借資料は附属図書館の貸出制限冊数や延滞罰則による貸出停止等は適用されません。

国内に所蔵がなかった場合は、国外の所蔵を確認してから館名もあわせてご依頼ください。
国内外に関わらず、申込の書式はすべて同じです。

料金の支払いは、現金またはキャッシュレスを選択できます。

海外からの図書貸借など、特殊な支払が発生するケースについては個別にご案内します。