活動報告

Activity Reports

センターの活動報告です

国際シンポジウム「国際日本学の構築に向けて」(2012年3月23日、24日)

2012年3月23・24日、国際日本研究センター主催国際シンポジウムが開催された(於、アゴラ・グローバル1階、プロメテウスホール)。シンポジウムは4つのセッションから構成された。(1)「日本語教育における『日本学』」、(2)「日本学の方法論をめぐって――比較対照の方法から」、(3)「デジタルネットワークと日本語・日本学」、(4)「移動と定着を巡る日本――紐帯としての日本語」。ゲストは中国、台湾、韓国、タイ、ブラジル、そして国内から、日本語・日本学の研究と教育をリードしている14名。国際日本研究センターは、2010年3月に、15ヶ国・地域から20名、国内から3名のゲストを招いて「世界の日本語・日本学――教育・研究の現状と課題――」と題した国際シンポジウムを開催している。今回のシンポジウムは、世界の日本学の現状を共有することを目的とした前回のシンポジウムから2年を経て、国際日本研究センターの道のりを踏まえ、これからの研究・教育ネットワークを確かなものにすることを目的とした。シンポジウムの最後には野本センター長から、今回のゲストを中心に、ジャーナル『日本語・日本学研究』の国際編集顧問を募ること、また、ゆるやかな国際コンソーシアムを形成したい旨の提起がなされた。シンポジウム開催中にはアゴラ・グローバルの一階を利用して国際日本研究センターの各部門によるポスターおよび作成中のデータベース、映像教材などのデモンストレーションも行われた。二日間の延べ参加者は85名。なおシンポジウムの報告書は本年7月に発行される。

(友常勉)

研究会の 写真 (PDFファイル)

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