シュクルより、10カ月間の留学生活を振り返るメッセージが届きました。これは、2020年4月15日~5月31日実施のクラウドファンディング・プロジェクト「第2弾! 紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から留学生を招こう」の新着情報ページ用に、これから招く留学生の生活がどんなものになるかの参考に書いてくれたものです。
以下、和訳文になります。原文はこちらからご覧いただけます。
私は東京外国語大学の交換留学生として10カ月間、日本に滞在し学びました。日本では多くの時間を勉強に割きましたが、さまざまな場所を訪れ、いろいろな人と交流する機会もありました。
文章構造や文字が母語とは全く異なる日本語を学ぶのは、生まれて初めての経験でした。日本語に関して最も気に入ったのは、調和のとれた精神と敬意に満ちているという点です。日本語を学ぶことは、日本の文化をさらに奥深く、なかでも日本社会の規範や価値観を学ぶのに良い時間となりました。日本語はとても難しく自習する時間も多く必要でしたが、学ぶことはとても楽しく、短い期間に新しい語彙をたくさん習得することができました。
日本に行けたおかげで、私は日本の歴史、特に第二次世界大戦と戦後復興の歴史を学ぶ機会を得ることができました。驚いたのは、日本がいかに高度な経済的発展を遂げたのかでした。経済発展により、日本は戦争による破壊から回復することができたのです。日本の経済発展のサクセスストーリーは、戦争からの復興に苦労する国々にとって、よい学びとなります。
そして、日本のさまざまな神社を訪れ、日本の神道について知ることができたことも、私にとって素晴らしい経験でした。靖国神社や浅草など、いくつもの神社仏閣に行きました。ですが、もっとも素晴らしかったのは、「くらやみ祭」でした。お祭りでは宗教行事の数々を楽しみ、くらやみ祭りの概念のすべてが好きになりました。私が信仰するのは別の宗教ですが、日本の宗教のさまざまな実践から多くを学べたことに感謝しています。
日本滞在中は、面白いことにたくさん出会え、学業面や社会面など、さまざまな側面で多くの恩恵を受けることができました。日本で学んだことは、私がこれまでの人生で得た貴重な贈り物のうちのひとつになりました。改めて、日本に行き、時を過ごせたことに感謝したいと思います。
日本に行くためのご支援があったからこそ、私は日本で良い経験を積むことができました。ご支援いただいた方々に感謝いたします。日本で経験できたことは決して忘れません。
シュクル・ムレカテテより