第97回ASCセミナーは、ASCが招へい中のチャールズ・ピレンぺ先生が講演します。コメンテーターとして村津蘭助教(東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所)をお迎えます。ガーナを事例にパブリックガバナンスと宗教との絡み合いについて詳しいお話が聞ける機会になります。是非、ご参加ください。
題名:"Our faith, our republic": An ethnographic re-assessment of the theory of religious nationalism in Ghana's public governance
要旨:宗教はパブリックガバナンスにどのように現れるのか?超越的なものを重視する宗教の信奉者は、現在の世界よりも他の世界を追求することができるのか?パブリックガバナンスに宗教が口実として組み込まれるのはなぜなのか?これらの問いは、技術的なものではなく実存的な回答を必要とし、世俗化、モダニティ、パブリックガバナンス、人権、主権、そして国家を超えた関係性についての議論を形作るものである。宗教の表現が至る所で見られ、宗教がパブリックガバナンスと絡み合い続ける中で、信仰と多元的世界のつながりについて日々考察することが必要とされている。本発表では、ガーナの現代統治における信仰と宗教の出会いの織りなす模様について、民族誌データと個人的な没入に依拠する。
【講演者】 チャールズ・ピレンぺ氏(東京外国語大学 現代アフリカ地域研究センター 客員准教授/クワメ・ンクルマ科学技術大学 リサーチフェロー)
【コメンテーター】村津 蘭 氏(東京外国語大学 アジアアフリカ言語文化研究所 助教)
◆使用言語:英語
◆日時:2024年11月29日 金曜日 17時40分~19時10分(6限目)
◆場所:ハイブリッド形式
対面開催:研究講義棟1F 115教室(東京外国語語大学・府中キャンパス)
オンライン:ZOOM
◆参加費:無料 ※事前登録が必要です。こちらからお申し込みください。
登録フォーム:https://bit.ly/4fk5dgM
申し込み〆切:2024年11月28日 (月) 正午
◆共催:日本アフリカ学会関東支部
#ガーナ共和国 #宗教と政治 #パブリックガバナンス #国家
ご報告
第97回ASCセミナーは、ハイブリッド方式で実施し、30名の参加がありました(対面12名、オンライン18名)。
チャールズ・ピレンペ氏によるガーナのパブリックガバナンスと宗教についてのプレゼンテーションの後、村津蘭氏からコメントをいただきました。日本およびアフリカからの参加者から質問がなされ、積極的な意見交換が行われました。