2月18日から19日まで、ルワンダ南部のフエにて、現地のプロテスタント人文・社会科学大学(Protestant Institute of Arts and Social Science: PIASS)との共催により共同セミナー「Resource Management and Development」を開催しました。東京外国大学からは松隈潤副学長、武内進一センター長、出町一恵博士、中山裕美博士、大石高典博士が登壇し、研究発表を行いました。
当セミナーには、2018年9月に当センターとプレトリア大学(南アフリカ)が開催したセミナーの発表者も多く集まり、研究の進展を報告しました。日本の他に、ルワンダ、ガーナ、南アフリカ、モザンビーク、カメルーン、コンゴ民主共和国、エチオピアといったアフリカ各国から、博士課程の大学院生を含む20名以上が集まり、2日間にわたり議論を交わしました。
また、東京外国語大学の海外拠点となる「Global Japan Desk (GJD)」の開設式が当セミナーに合わせて開催され、セミナー参加者立ち合いのもと、山田総一郎理事及び松隈副学長(東京外国語大学)、エリセ・ムセマクウェリ副学長(PIASS)が登壇しMOUに署名しました。これにより、両校におけるさらなる研究・教育交流促進のための環境が整いました。
今般のセミナーが同地で開催でき、東外大GJDの開設まで可能となったのは、PIASSで教鞭を取られる佐々木和之博士がルワンダ側の窓口となり現地でさまざまな調整をしてくださったことによります。
二日目午後はルンギシレ・ンツェベザ教授(ケープタウン大学)、コジョ・アマノール教授(ガーナ大学)から大学院生に向けたコメントが述べられました。発表における論点の絞り方や、議論の展開に関する実践的な助言に、院生たちは真剣に耳を傾けました。
セミナーの締めくくりには、武内センター長司会のもと、次回セミナーの概要や出版計画を含む今後の展望について参加者間で議論し、再会を誓い合い、閉幕となりました。