人生100年時代の教養が身に付くオックスフォードの学び方
- 刊行
- 著者等
- 岡田昭人(著)
- 出版社
- 朝日新聞出版
内容の紹介
人生100年時代、「生涯学ぶ力」は必須となる。英国オックスフォード大学で日本人初の教育学博士を取得した著者が、世界最高峰の「考え、実行する力」と、これからの日本人に必要な6つの力が身に付く真の教養の学び方を、エピソードや実践法を交えて解説する。
著者のコメント
岡田昭人(大学院総合国際学研究院)
今日の世界は急速なグロバリーゼーションの進行とAI(人工知能)の発展によりVUCA(予測不可能な問題が多発する不安定な状況)にあるとされます。こうした社会を生き抜くためにはこれまでの学校教育で得た知識や技能だけでは不十分なのです。
オックスフォード大学の教育で最も特徴的なのは「チュートリアル」。教授と学生が熱く議論をしながら知識を深めていきます。その時、教授が何度も投げかけてくるSo What?(だから何でしょうか)の言葉に学生は苦闘しながらも、自らに問いかける思考や習慣を身につけていくのです。
本書は私のオックスフォード大学留学で経験した教育体験、友人との思い出などを紹介しながら、新時代で活躍するために必要な諸能力がどのようなものなのか、またいかにして身につけるのかを、教育学、コミュニケーション学などの知見にもとづきながら楽しいエピソードとして解説しています。
私は東京外国語大学の授業を通じて本書で紹介されているたくさんのことを実践しています。これまで経験したことのない学習を経験した学生たちがどんどん成長していく姿をみるのは教師としてとても嬉しいことです!