ICS4 総合文化研究 Trans-cultural Studies vol.4
2001年3月25日発行、西永良成責任編集
特集:ヨーロッパの文化と文学
ドン・キホーテ、あるいは人生という敗北
ミラン・クンデラ /西永良成訳 4
セルバンテスのあとを辿るブヴァールとペキュシエ
フアン・ゴイティソーロ /西永良成訳 9
文学の機能
ウンベルト・エーコ /和田忠彦訳・解説 16
セルバンテスとボルヘスの合い言葉

「不信の中断」(コールリッジ)
牛島信明 27
ロマン主義の神話と小説の真実 ― 夏目漱石『行人』論
西永良成 42
公衆の誕生 ― 公共的世界のアルケオロジーのために
水林章 60
〈クレオール〉の多義性
西谷修 98
モリエールは実はコルネイユか?
ピエール・ルイスと「モリエール=コルネイユ」論争
沓掛良彦 109
拒否からの出発
デュラス、そして太宰治についてひとことふたこと
蕭幸君 119
寄稿、エッセイ
現代詩 その自由とエロス
松浦寿輝 126
仔羊物語 われより深く死なんとする仔羊の眸に遭えるなり
奴田原睦明 142
猿の惑星にも学問はあるか ― 通俗研究 錯乱狂気 ―
三枝壽勝 149
ANAGNOSIS DE EL TESTIMONIO DE YARFOZ DE SACHEZ FERLOSIO
Victor CALDERON  i
書評
『アフリカン・アメリカンの文学』荒このみ 平凡社
川口健一  159
『ハイナー・ミュラー・マシーン』谷川道子 未来社
亀山郁夫 160
『侵入者 いま<生命>はどこに?』西谷修 以文社
吉本秀之 163
『ヴェネツィア 水の夢』和田忠彦 筑摩書房
西永良成 165
『モラエスの旅 ポルトガル文人外交官の生涯』岡村多希子 彩流社
中山和芳 167
『三枝教授の韓国文学研究』三枝壽勝 ソウル:ペトゥルブック
嚴基珠 168
『文酒閑話』沓掛良彦 平凡社 、『詩女神の娘たち−女性詩人、十七の肖像』沓掛良彦 未知谷
柴田勝二 169
エクトール・ビアンシオッティ 『夜が昼に語ること』西永良成訳 国際言語文化振興財団
杉浦勉 171
アントニオ・グラムシ 『知識人と権力 ― 歴史的・地政学的考察』上村忠男編訳 みすず書房、国民革命幻想 ― デ・サンクティスからグラムシへ』上村忠男編訳 未来社
姜玉楚 173
ボリス・グロイス 『全体芸術様式スターリン』亀山郁夫・古賀義顕訳 現代思潮新社
大須賀史和 177
タック・ラム 『農園の日差し』川口健一編訳 大同生命国際文化基金
荒このみ 180
M.K.ガーンディー 『ガーンディー自叙伝 ― 真理へと近づくさまざまな実験』田中敏雄訳 平凡社東洋文庫
菊池陽子 182


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