ICS13 総合文化研究 Trans-cultural Studies vol.13
2010年3月25日発行、武田千香責任編集
特集:〈かたち〉の変容
バラードの変容、あるいはショパンの実験
関口時正  6
映画『オペラ・ジャワ』に見るラーマーヤナの変容
青山亨 37
エドガー・アラン・ポーの200年とその可能性
加藤雄二 61
〈遺書〉と〈物語〉の間で
『こころ』「下」巻の〈かたち〉
柴田勝二 78
あべよしお『二重国籍者』と「解放」のかたち
−日系二世の忠誠と反逆を越えて
李孝徳 94
多様化するイスラムのかたち
−「世俗化」のもたらす可能性
八木久美子 119
アイデンティティとしての宗教
−「分断社会」北アイルランドを通して
尹慧瑛 135
講演記録〈文化のかたち〉
ひとつであり すべてであり
−清虚洞一絃琴〜伝統、現在、そして未来へ〜
峯岸一水 150
新刊紹介
『ロシア文学の食卓』沼野恭子著
住岳夫 160
『身体としての書物』今福龍太著
大澤俊朗 162
『中上健二と村上春樹〈脱六〇年代〉的世界のゆくえ』柴田勝二著
友常勉 164
『ドストエフスキー 共苦する力』亀山郁夫著
菅井健太 166
『母あんなの子連れ従軍記』ベルトルト・ブレヒト著/谷川道子訳
千葉敏之 168
『二つの時計の謎』チャッタワーラック著/宇戸清治訳
安永有希 170
『通訳ダニエル・シュタイン』リュドミラ・ウリツカヤ著/前田和泉訳
中神美砂 172
『エドワード・サイード 対話は続く』ホミ・バーバ、W・J・T・ミッチェル編/上村忠男、八木久美子、粟屋利江訳
Maja Vodopivec 174
『中世和歌詩論 新古今和歌集以降』村尾誠一著
金中 176
『人種主義の歴史』ジョージ・M・フレドリクソン著/李孝徳訳
相川拓也 178
書評
『新しい意識ーベトナムの亡命思想家ファン・コン・ティエン』野平宗広著
陶山大一郎 180
その他
総合文化研究所所員2008年度活動報告