本文へスキップ

 なぜ府中に外大が? 〜東京外国語大学の歴史と 府中キャンパス移転〜

東京外国語大学文書館 U


 東京外国語大学文書館では、資料の保存など文書館活動を通じた大学-地方自治体間の「協働」のモデル構築を目指し、二〇一六年度より府中市との連携事業に力を入れています。府中市行政文書整理受託事業では、ふるさと府中歴史館が所蔵する行政文書の件名目録の作成を進めています。また、二〇一六・二〇一七年度には、本学の文化祭である外語祭の期間中に連携企画展を開催し、受託事業の調査で明らかとなった歴史事象や、現在、府中市で進められている年史編纂事業により新たに発見された資料群について紹介しました。


V 府中市行政文書整理受託事業



大学文書館では、2016年度よりふるさと府中歴史館が所蔵する行政文書の調査・整理を進めています。受託事業では、1954年に府中市へと統合された府中町・多磨村・西府村(1 町2 村)の行政文書を対象に、件名目録の作成を進めています。2016・2017年度の 2 年間に、延べ 24 名の学部生・大学院生が作業員として参加しました。学生たちにとって、行政文書の整理作業は、普段なかなか手にすることのない歴史資料に直接触れ、その保存・活用環境の在り方を考える機会となるとともに、「実は身近な」行政文書の持つ歴史的価値を知る機会ともなっています。


W 連携企画展の開催



 大学文書館と歴史館では、受託事業の活動成果の紹介を目的に、本学の文化祭である外語祭期間中に連携企画展を開催しました。平成 28 年度には「府中市のなかの東京外国語大学」、平成 29 年度には「府中の地域資料の魅力」と題し、受託事業の調査で明らかとなった歴史事象や、現在、府中市で進められている年史編纂事業により新たに発見された資料群について紹介しました。 また平成 29 年度の連携企画展では、企画展を通じて、行政文書の保存の重要性を考えてもらいたいと願い、「行政文書とは?」というコーナーを設け、行政文書の役割や種類、保存の意義について紹介しました。


前ページへ 企画トップへ戻る 次ページへ

バナースペース

東京外国語大学文書館

〒183-8534
東京都府中市朝日町3-11-1

TEL 042-330-5842
FAX