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日本留学フェア(於アディスアベバ大学)及びフィールドワーク報告(松波特任研究員)

2017年9月20日(水)

9月20日、アディスアベバ大学(エチオピア)で開催された「日本留学フェア」に参加しました。雨天にもかかわらず100名以上の学生・院生が会場に集まり、大変盛況なフェアとなりました。学生や院生からは「エンジニアのコースはあるか?」「テクノロジーのコースはあるか?」などの質問が多く寄せられ、理系人気を肌で感じましたが、「日本の文化を学びたい」「アフリカの紛争について学びたい」などの相談もあったため、当学の国際日本学や平和構築・紛争予防コースを紹介する機会に恵まれました。ブースが公開されているあいだは、ひっきりなしに学生が問いかけてくるような状況で、準備したパンフレットやお土産のペンもすべて配布できました。国外の就学機会を求める学生の熱心さがとても印象的でした。

また、わずか3日程度ですが、これまで継続的に人類学的研究を行ってきたオロミヤ州東ショア地方ボサト郡のフィールドを訪問しました。同郡ではこの雨期にまとまった降雨があったようで道路わきにはテフ、モロコシなどが豊かに実っていました。しかし、その降雨の影響で付近のアワシュ川が氾濫しており、この日もフィールドまでの道路が寸断されていました。

そのためアディスで借りた乗用車を諦めて、通りがかったいすゞトラックと徒歩でフィールドまでたどり着くなどしました。フィールドでは、おもに昨年オロミヤ州各地で発生した抵抗運動について聞き取りをしました。私のフィールドは人口も少なく比較的政治色の薄い(ように思える)農村なのですが、話を聞くと、何十人もの村人が暴力的に留置所に収容されたなどの混乱があったとのことでした。武装反政府組織とされている「オロモ解放戦線(OLF)」要員であるという疑いをかけられて6ヶ月間拘留された人もいたとのことです。

2年半ぶりの訪問でしたが、路面電車や高層ビルにみられる首都の発展と、農村の生活風景のギャップの広がりを実感しました(松波)。