MIRAI生の連続企画「TUFS vs AI」でメタバースとAIに関するイベントを開催

2023.06.05

2023年5月24日(水)、多文化共生イノベーション研究育成フェローシップ(MIRAI)・学際研究共創センター(TReNDセンター)共催の連続企画「TUFS vs AI」の第2回として、「メタバース x 生成系AIの近未来」を開催しました。今回はゲスト講師として、青山学院大学総合文化政策学部デジタルストーリーテリングラボの宮田和樹氏をお招きし、講演会(一般公開)とワークショップ(学内向け)を実施しました。

一般公開の講演会については88名から申込みがありました。そのうち6割の方が学外からのご参加となり、あらためて社会的な関心の高さがうかがえました。

講演会では、まず宮田先生よりメタバース(主にVRChat)と生成系AIに関するレクチャーがありました。続いて、レクチャーの内容をうけて中山俊秀副学長と大学院生の長谷川健司さん(博士後期課程)とのトークセッションが行われました。

本学関係者を対象としたワークショップでは、チャットGPTのプロンプト(AIに指示する際に入力する指示文)についてのグループワークを実施しました。学生・教員7名が参加し、社会課題の解決に向けて生成系AIにどのような利用可能性があるのかを考えました。

今回、メタバースの話題と掛け合わせることで、生成系AIのテーマの広がりがより明確に捉えられるようになりました。とりわけメタバースにおける身体性の問題は、生成系AIの浸透によって変化していくであろう、私たちの言葉や振る舞い方について思考する際のひとつの参照軸となりうることが明らかになりました。「TUFS vs AI」では、今後も別のテーマと組み合わせることで、生成系AIの問題を、単なる技術的なレベルだけでなく、人文・社会科学の蓄積が活かされるようなより複雑で広い視野の中で考えていきます。

なお、当日に宮田先生がアバター登壇で使用した主なソフトは以下のとおりです。

※年齢制限などの規約事項に留意のうえ、ご自身の責任のもとアクセス・ご利用ください。

次の連続企画「TUFS vs AI」の第3回は、来場型とオンラインのハイブリット形式で、6月22日に一般公開で開催予定です。「生成系AI時代における人間の創造性と共創」と題して、青山学院大学の河島茂生氏が講演します。詳細は下記URLからご確認ください。

参照

お問合せ先

研究協力課
TEL 042-330-5898
Email kenkyu-gs[at]tufs.ac.jp([at]を@に変えて送信ください)

ゲスト講師の宮田先生
ワークショップの様子
ワークショップでは、「AIなし」と「AIあり」の場合でのグループワークのプロセスの違いに話題が集まりました
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