日本学術振興会
21世紀COEプログラム


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東京外国語大学
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東京外国語大学国際学術戦略本部(OFIAS)

東京外国語大学アチェ文化財復興支援室

アフガニスタン研究ネットワーク

史資料収集−研究担当班




主としてアジア地域において、消滅の危機に瀕している貝葉文書、折り畳み写本手書き文書などの在地固有文書の発掘、収集、保存、共有活動を海外の研究機関との連携、共同のもとに行い、それらに依拠した研究を推進する。この発掘・収集・保存作業にはCOE研究協力者や、留学生を含む大学院生を積極的に派遣し、資料の収集、保存、解読の臨地教育の場とする。同時に、こうした文書を有する現地研究教育機関との研究・資料活動のネットワークを形成し、その強化を図る。 この分野ですでに研究実績を有する班事業推進者4名と研究協力者を中心として班を構成する。

<対象時代> 17〜19世紀
<考究課題> ネーションの形成、在地社会の変容



初年度においては、ビルマ(ミャンマー)、中国、モンゴル、日本、インドネシアを対象に、主として17世紀から19世紀にかけて書かれた近世の手書き文書、写本、貝葉文書、折り畳み写本などの資料につき、所在、保存状況をはじめとする調査研究を行い、海外研究者、諸機関との連携協力関係の樹立に向けて活動する。
同時に、在地文書研究会を開催しアジア近世における在地文書(地方文書)の比較研究を進める。また、これらの文書資料の紹介、解説の資料情報を適宜HPで発信するとともに史資料ニュースの形で発行する。
 次年度以降においては、現地における収集保存事業を立ち上げ、マイクロ・フィルムへの撮影、デジタル化事業を進める。また文書の索引を作成しインターネットでの配信を行なう。現地でのワーク・ショップを組織するとともに、日本においても、「アジア近世在地文書研究の現在」(仮題)をテーマに国際会議を開催する。