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 <お知らせ> 電子図書館システム(Dilins)の移行について

本プロジェクトにより構築された電子図書館システム(Dilins:Digital Library Network System for C-DATS)は、「21世紀COEプログラム史資料ハブ地域文化研究拠点」事業の終了に伴い、附属図書館システム(「東京外国語大学学術成果コレクション*」等)に移行しました。移行詳細および利用方法については、以下の解説ページをご参照ください。



* 「東京外国語大学学術成果コレクション」とは Dilinsをはじめとする本学の特殊コレクションや本学紀要論文等の学術成果の公開を目的として、附属図書館により構築・提供されるシステムです。

 21世紀COEプログラムにおける方針と計画

21世紀COE史資料ハブ地域文化研究拠点電子図書館プロジェクトでは、附属図書館と連携して、史資料ハブ機能のインターネット上での実現を推進する。具体的には以下の機能を提供する。

1.史資料の目録・所在情報の整備とインターネット上での提供機能
2.史資料コンテンツの電子化による蓄積、保存、共有と多言語検索機能
3.史資料ポータル機能


1.史資料の目録・所在情報の整備とインターネット上での提供機能
収集資料の目録・所在情報の発信のため、データベース化およびインターネット上での提供を行う。史資料の書誌・所在情報は、諸地域の研究者や共同研究者に固有のコレクションの存在を周知し、史資料学の新たな展開を図るために必須の基盤情報として機能するものである。
 また、図書資料については、同時にNACSIS-CAT(国立情報学研究所の目録所在情報データベース)に登録を行い、我が国の総合目録構築事業にも貢献する。

2.史資料コンテンツの電子化による蓄積、保存、共有と多言語検索機能
2-1.史資料コンテンツの電子化による蓄積、保存、共有
COE史資料ハブ地域文化研究拠点の各班で収集される史資料は、文字情報、音声情報、画像情報など多種多様な形態のメディアを包括する予定である。こうした史資料コンテンツを、著作権を踏まえつつ、電子化する。収集した原資料とともに電子化した史資料を蓄積し、貴重な学術資源として永く保存と共有を図っていく。

2-2.史資料の多言語による検索機能
COE史資料ハブ地域文化拠点の各班により収集される史資料は、メディアの多様性に加えて、使用される言語も多様である。COE史資料ハブ地域文化拠点では、とりわけアジア・アフリカ諸言語で記述された史資料が大きな特徴となることが予定されている。このような記述言語の多様性を踏まえ、非ローマンアルファベットも含んだ多言語による検索を可能とする。

3.史資料ポータル機能
3-1.OPACサイト横断検索機能
Z39.50及びHTTPプロトコルにより、国内外の関連する諸機関の図書館目録検索システム(OPAC)の横断検索を実現する。 この機能により、本電子図書館は諸機関が有する史資料情報へのハブとしての機能を果たすことが可能となる。これは、COE史資料ハブ地域文化研究拠点が提携する関連諸機関との間で所在情報を共有し、史資料の分担収集機能を機能的に実現することを目指すものである。
3-2.研究成果の発信
COE史資料ハブ地域文化研究拠点の各班による研究成果や各種報告をインターネット上で発信する機能を提供していく。各班の研究成果はこうした発信機能を通じて、内外の地域研究の学術コミュニティに還元されるとともに、広く社会一般に公開される。

4.2年次以降の展望
本電子図書館プロジェクトは、地域文化研究や史資料学の専門家および社会の高度な調査研究需要に応えるため、史資料の体系的なコレクションの所在情報と学術情報のコンテンツ自体を提供していくことを第一の目標とする。同時にアジア・太平洋に関わる諸情報を国内外に発信していくための様々な機能を装備することも目的としている。そのため、2年次以降必要な諸技術の導入を検討していく。