11月29日に2023年度第8回MIRAIゼミ(担当:宮本、小田)が開催されました。

今回のテーマは「院生の精神衛生について語る」です。

みんなそれぞれ悩みを抱えて生きているものですが、博士学生ならではの悩みもあるものです。
それは研究に限らず、生活・将来に関することも含めてです。
悩んでいるときは自分だけの問題だと思って一人で抱え込んで消化しようとしてしまいますが、同じ悩みを抱えている人は意外と周りにもいて、話すことで気が楽になることもあります。
このことに気が付いたのは夏合宿のKakoゼミでの経験からです。

普段のゼミでは方策や成果を目標にすることが多いですが、今回は「語る」そして「聴く」ということに焦点をおいてゼミを行いました。
悩みを共有しやすいあったかい場を作るために、最初に次のグラウンドルールを設定しました。

 【グラウンド・ルール】対話にフォーカス(語る・聴く)
  1. 異なる価値観・考え方から学ぶ
  2.(解決案の提示の前に)まずは傾聴
  3.均等な発言の機会を与える

また、持ち寄ったお菓子を自由に食べながらゼミを行ったことも場の雰囲気を和らげるのに一役買ったと思います。

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当日のゼミの進行は以下の通りです。

  1. 個人作業:
    悩みを最低10個付箋に書き、悩みの深刻さ順に並び変える
  2. グループワーク(3人グループ、15分×3回=45分):
    自分の紙を持って、相手の悩みを聞き、自分の悩みを話す。
  3. 全体共有:
    悩みを語ってみた、聞いてみた感想を個人で付箋に書き出し、それを全体にシェアしながら模造紙にまとめる。

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悩みをシェアする段階ではどのグループも盛り上がりを見せました。
共通の悩みを見つけたり、お互いの理解を深められたりととても有意義な時間になったと思います。
「定期的にやりたい」「次は○○について話し合いたい」などの感想も複数挙げられ、みんなに楽しんでもらえて次につながる回になったのではないかと伺えます。

(ゼミの後には延長戦で互助会やお食事会も開催され、そちらも多くの人が参加して盛り上がりました。)