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2026年6月 アーカイブ

2026年6月14日

失われた5月(笑)

なかなか拙ブログをコンスタントに書き進める調子が出ないが、GWから5月の下旬までは、博士論文の審査(本審査の前に予備審査・事前審査というのがあって、少なくとも二度、読まなければならない)が4つとか、他にもいくつか必要あって博士論文やその草稿をいくつも読まなければならず、ほんとうに時間がないないと言っているうちに時が過ぎてしまった。よくあることだがそうした時期がようやく終わって一息つくとぶっ倒れ、回復して気がつけば、ええっ?!6月もなかばにさしかかっている。来週は夏至?! 夏に至るってか?! うああああああ

5月なかばには亡父の十三回忌の法要に、母、姉とともに無事、高野山に行ってくることができた。振り返れば、この十二年間、この世とあの世のあわいを見つめ、形の見えない何かにもがきながら、生の再調整に必死で取り組んできたのだった。喪の仕事は故人のためではなく残された者たちのためのものだと言われるが、あらためてこの一区切りが、思いのほか大切であったと感触している。平たく言えば、ようやく少し元気を取り戻したかもしれないということである。いやはや、遅っ!
5月下旬には2026年のセネガルのTaverskiの祭(一家に一頭の羊を買ってきて、家族や隣人たちと一緒に食したりするイスラムの祭、という粗雑なまとめにて失礼を)があり、昨年は6月の上旬で一緒に過ごしたね、懐かしいねと、ダカールやメディナ・サバの友人たちと連絡を取り合った。ほんとに懐かしい。共同研究はなかなか順調にとはいかないが、人と人とのつながりは、手間暇かけて心をこめてつくればそれなりにできてくるものだ。そろそろ「思想史」的にも本腰を入れ、今年度の終わり頃に予定している国際シンポジウム(3月15日から17日と、日程だけはしっかり決まっている)に向けて準備を進めたい。
世界の状況はどんどんとんでもない方向に進んでおり、がっかりしたり腹立たしかったりすることは多々あるが、まーそれでもとにかく、身近な人びととの何気ない交わりにふと勇気をもらったりしながら、日々は続いていく。とまとめておこう。うぬ。

2026年6月29日

身体と声とハーモニー

2026年6月もあとわずかとなった。日本列島はなぜか梅雨の最中に二つの台風の襲撃を受け、27日(土)に予定されていた終日授業(博士後期)が半分オンラインに変更され、半分キャンセルとなった。このところ休みもあまり取れずヘロヘロだったが、そんなわけで少し余裕が出て、28日(日)は身内の出る合唱の発表会を聴きに、花束を抱えて流山市文化会館へ行ってきた。
 合唱連盟設立30周年、市制施行60周年とのことで、土地の歴史をモチーフにした歌など、なかなか趣向を凝らした発表会であり、指揮者や関係者の方々、歌う人びとの楽しさや情熱が伝わってきて、とてもよい会であった。第二部には市の少年少女合唱団の歌も披露された。これが、子ども社会から遠く離れた(大学生とは長年つきあっているが)当方には、なかなかびっくりで、また面白かったのである。
 中高生かと思しきメンバーがすでに大人びた声音で披露してくれたのもよかったが、さらにその前列に並んだ小学生もしくは小学校に上がる前?かとも思しき数名の合唱隊の声音が、後列のお兄さん、お姉さんたちの歌声とは明らかに異なっており、うまく形容できないのだが、ああ、子どもの声はこんなハーモニーを生み出すのだ、子どもはこんな風に育ち、身体の大きさや体格の成長とともにこんな風に声が変わっていくのだと、しみじみ感じたのである。お兄さん、お姉さん世代も含めて子ども合唱隊の一人ひとりがそれぞれリズムを感じ、身体を揺らしながら真直ぐな瞳と真直ぐな声でのびやかに歌うのを聞くことは、どんな理屈にも優る人間賛歌への導きである。いやー、人間社会に希望があるとすれば、子どもたちの未来にこそである。ごくありきたりな結論に深く感じ入り、幸せを感じた休日であった(笑)。合唱団のみなさま、実行関係者のみなさま、素敵な音楽会をありがとう!

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