仙台行ってきました!
先週末、つまり11月9-10日の土日は東北大学@仙台で社会思想史学会の大会があり、これに参加しつつ二日目の朝にセッションを行ってきた。この時期の東北なので寒いだろうと警戒して行ったが、当日はさわやかな秋晴れ。たしかに朝晩は冷え込んだが、天気予報によれば日中は同日の東京より暖かくなるとのことであった。 たしかに日中はコートもいらないようなポカポカ陽気、そういえば紅葉の季節だった!(写真は川内キャンパスの入口。地下鉄駅から0分)
セッションの演目はHistory of thoughts and citizen archives: Sustaining the quality of our social life(思想史と市民アーカイヴ: 社会的生の質を保つために)」で、PARCのデジタル・アーカイヴ(拙ブログでもお知らせさせていただきました)が公開されたことのお披露目と、その意味の検討みたいな内容である。当方が世話人をつとめ、報告はPARCの事務局長のゲルさんこと田中滋さんと外大同僚の友常勉さんにお願いし、コメンテーターはPARC創設者の武藤一羊さん、武藤さんの長年の盟友のLau Kin Chiさん、そして友常さんが紹介してくださった Michael Hardtさん(ええ、ネグリ&ハート『帝国』の)の三人にお願いした。けっこう豪華な登壇者ではないでしょうか!
というわけで英語で、アメリカとの時差のために午前中のハイブリッド開催となった。オンラインはともかく、広い会場に朝から来てくださったのは数名、並行セッションが他に3つあった(当方も行きたかったような面白そうなヤツ)こともあって、まあそんなものかなとは思ったが、拙ゼミ関係者が何人も来てくれたのはとてもありがたかった(くーっ、義理堅い!)。
内容的には1969年に創刊したPARCの英文雑誌AMPOをめぐり、特にハートさんの近著が1970年代の市民運動論であることもあって、1970年代から1980年代終わりごろまでにかけての、PARCという市民運動の在り方や目線の変化がおもな論点となり、なかなか面白かった。今後何らかの形で記録を形にする予定なので、少しお待ちくださいませー。