先週末はとある研究会で奈良に出張した。天気予報は雪、しかも観測史上何十年ぶりかでウン十センチ積もるとの予報だったので、新幹線すら動かないかと心配されたが、特に遅延もなく奈良に到着するとフツーに晴れていた。それでも、研究会が終わる頃には雲行きが怪しくなり、晩のアトラクションのはずだった山焼き鑑賞は、開始合図のための花火の豪華さと裏腹にさびしく終わった。
ところが翌朝の某新聞には、なんとこんなに立派な写真が!
「よく見えなかったけど、意外と山焼きできたんだねー」など参加者諸氏と語り合い、この新聞は関東版にはないと思われたので一部もらってきた。今、見直してみると、あら、記事の下に「午後6時30分から42分までの3枚を合成」と小さく書いてある。ああ、なんと涙ぐましい写真記者さんの努力よ...。ところで研究会翌日も、やはり雪は降らず快晴であったが、明日香村探訪は大いに冷えた。お寺も古墳も地元の詳しい先生方のご説明つきで見学させてもらえて、たいへん興味深かったが、それにしてもさ、寒い!参加者諸氏は、学者というより生物体として身の危険を感じるという表情で見学を続けた。
明日香村で一泊し、翌朝早朝に出て帰宅時、新幹線は京都から名古屋まで大雪で徐行運転を行い、堂々104分の遅れで東京に到着した。なーに、昔は新幹線でもこのくらいかかったのだ。はっはっは(ちかれた...)。