この間、ゼミ生有志による「沖縄合宿」でその「与那国島訪問」部分に当方も参加してきたのだが、そのことはまた今度あらためてお話しするとして、昨日28日は長野西高校へ「出前授業」に行ってきた。善光寺の近くにある長野西高校では「梶の葉大学」という名でさまざまな大学から教員を招き、同時間帯にパラレルの模擬授業を設定して、生徒たちが関心分野の授業に参加するというシステムをつくっている。教員の側は60分の同じ内容の授業を2セット行うので、生徒たちは2種類の授業をきくことができる仕組みである。
「梶の葉」さんからの要望では「国際関係に関する授業を」とのことで、「グローバル経済と国際関係」というテーマの授業を準備していったのだが、事前の段取りに若干すれ違いがあり、「異文化、多文化に関する理解を深める」ことに関心のある生徒さんたちが集まっていた。いざ授業を始めると、え?経済?と戸惑っている様子の生徒さんもいた。しかし講師控室から教室への講師アテンドから機材設営、司会、質疑応答に至るまで、すべて生徒さんたちのイニシアチブで行われ、とても気持ちのいい体験をすることができた。また通常の大学の授業では端折って話しをする基本的な部分から説明するのは新しい体験であり、当方としてもいろいろなことを学び、見直すきっかけともなった。聞いてくださったみなさん、お世話をしてくださったみなさん、どうもありがとうございました!!その中から一人でも、わが勤務校G大に行きたいと考える人が出てきたらとても素敵だなと願っている。