2015年度 活動日誌

3月 活動日誌

2016年3月
コーディネーター 守屋 久美子

3月17日(木)に、神奈川総合高校でスペイン語を学ぶ高校生の研修団がサラマンカ大学文献学部を訪問しました。私は国際化拠点室からのご紹介でコーディネーターとして神奈川総合高校の先生方とコミュニケーションを図り、受け入れの準備を行いました。

当日、旧大聖堂の前で待ち合わせをし、文献学部の講義棟であるPalacio de AnayaとHospedería de Anayaを案内しました。文献学部のメインの講義棟である現在のPalacioは18世紀に建て替えられたものですが、趣ある内装に高校生たちは興奮を隠せないようでした。また、Palacioに長年巣作りを行っていうるコウノトリがちょうど複数巣に戻ってきており、日本から訪れた高校生たちを歓迎しているようでした。もともと宿舎であったHospedería de AnayaではGJOのオフィスを見学し、普段どのような環境で仕事をしているか見ていただきました。

その後、もっとも新しい講義棟であるAulario Anayitaにうつり、日本からの留学生4名との交流会を行いました。スペイン語を勉強している高校生からは、留学生活で辛かったことや楽しかったこと、スペイン生活でびっくりしたことなど次々と質問が飛び出しました。中にはどのような手順で大学派遣のスペイン留学が決まったのか、どのような授業をとっているか、授業がないときはどのように過ごしているかなど具体的な質問をする生徒もおり、スペイン留学に対する真剣な姿勢が見られました。日本からの留学生もその真剣な眼差しに対して、実際に留学生活で感じたことを活き活きと描写していました。30分という短い時間であったため、今後もなにか聞きたいことがあればぜひ連絡してくださいとお伝えして交流会を終了しました。

日本語を教えるというしごとについてお話できなかったのが個人的には心残りであります。しかし、今回の交流会を通じて、少しでもスペインで勉強したり仕事をしたりすることに対して高校生が興味を持ってくれればと思います。

2月 活動日誌

2016年2月
コーディネーター 守屋 久美子

新学期が始まり、新しく授業準備を行いつつの活動となりました。2月は日本からアシスタントとして来た大学生のサポートと大学院進学のアドバイス、サラマンカ大学のシラバス作成を中心に行いました。

新学期になり、日本の大学からアシスタントが2名サラマンカ大学にやってきました。アシスタントとは言っても文献学部の講師が担当する授業のうち週1コマを受け持つことになっています。私が受け持っている授業の内ふたつを各アシスタントと受け持つことになったのですが、スペインへ来たばかりで、また日本語教育についてもさほど理解が深くないため、筆者が授業についてのサポートやアドバイスを行っています。

その他、日本語教育関連の大学院に進学したい日本人留学生から、大学院の選び方や入試対策、その後の進路などについて相談を受けました。外語の大学院を勧めましたが、4月から国際日本専攻に変わることもあり、なかなか具体的なイメージがわかないようでした。また、ここに来ている留学生はスペイン語専攻の学生が多いため、将来スペイン語に関わるのか、日本語教育に関わりたいのか、留学生が自分で考えて納得の行く結論を出せるようなアドバイスをしていきたいと思っています。

2月から始まった新学期は、筆者の日本語教育に関する経験が求められる場面が多いように感じられ、やりがいを感じています。シラバス作成については、GJOの業務というよりは学部自体の業務に含まれると思いますが、これについても今後日本語教育の専門知識を少しでも活かせるように行っていきたいと考えています。

1月 活動日誌

2016年1月
コーディネーター 守屋 久美子

1月は、12月に引き続き、サラマンカ大学の交換留学先について学べる科目やコース、大学内の設備や宿舎、食堂について調査を行い、まとめる作業を行いました。サラマンカ大学の交換留学先は現在16校あり、それらすべてについて日本語と英語両方から調査を行い、最終的に英語で55ページ程度にまとめました。プリントアウトして日本語科の研究室に置いておくことにし、今後留学希望の学生が来た場合に参考にできるようにしたいと考えています。

また、複数の学生から日本語学習や留学についての相談を受けました。ある学生は、本人は日本語を勉強したいと考えているにもかかわらず、家族からエンジニアリングを専攻するように言われており、勉強が手につかないようでした。この学生には、まず家族とよく話をするように伝え、もし何か悩みがあったらいつでもオフィスに来るように話しました。また、別の学生は夏休みに日本へ留学したいものの、金銭面が厳しく、両親から日本で働きながら留学するように言われているとのことでした。なかなかそのようなことは難しいと返答しましたが、日本語学習や日本への留学を望む学生が金銭面や環境面などさまざまな悩みを抱えていることがわかりました。GJOとしてできることは少ないかもしれませんが、悩みを聞いたり出来る限りの解決方法を模索したりするなど、何らかの形で学生のサポートができればと考えています。

2月には新学期が始まり、授業準備やシラバス作成などで忙しくなると思いますが、以前作成した日本生活のアドバイスに関する資料の作成を引き続き行いたいと考えています。

12月 活動日誌

2015年12月
コーディネーター 守屋 久美子

12月2日サラマンカ大学GJO開所式が行われ、無事に正式に開所いたしました。開所後、早くも数名の学生から日本留学に関する問い合わせがあり、12月は主にその対応をいたしました。

大学院に所属する学生からは、実習ができる大学がないかという点について問い合わせがありました。サラマンカ大学の大学院では、海外でその国の言語を学びながらスペイン語教育アシスタントなどをする実習科目が設けられており、それに参加したい学生からぜひ日本に行って日本語を勉強したいという希望がありました。国際化拠点室のほうにも助けていただきながら調査を行いましたが、なかなかそのような募集を行っているところはないようでした。今後、東京外国語大学とサラマンカ大学との交流がそのようなかたちでも行われていけばと思います。

また、別の学生2名からは、日本で日本について研究したいためいい大学院がないかという問い合わせがありました。こちらについても国際化拠点室の助けを借り、東京外国語大学国際総合学研究科国際日本専攻についてご紹介いたしました。しかし学生の日本語がまだ初級レベルだったため、まず日本語を1年勉強した上での受験を勧めました。少しでも学生が自分の望む進路を進めればと思います。

1月はサラマンカ大学の留学協定校についての紹介資料を完成させ、学生の日本留学促進に役立つようにしたいと考えています。

11月 活動日誌

2015年11月
コーディネーター 守屋 久美子

11月は、日本へ交換留学生として留学したい学生のために交換留学先の情報を集めました。また、12月2日に行われるサラマンカ大学GJO開所式の準備を、国際化拠点室と連絡を取りながらサラマンカ大学アナ副学部長を中心に調整しながら進めました。

この準備を踏まえ、行われた開所式の状況を以下のとおり報告します。開所式は文献学部内で行われ、サラマンカ大学マリア副学長と立石学長のご挨拶、ご来賓の国際交流基金マドリード日本文化センターの吉田所長のご挨拶の後、GJOの看板上掲式が行われました。

昼食会の後、文献学部の大ホールである「アウラマグナ」で、立石学長によるGJOの趣旨説明と留学生日本語教育センターの伊東センター長によるご授業が行われました。伊東センター長は日本語で「I love you」をどのように言うかについて夏目漱石や二葉亭四迷の翻訳を紹介したり、日本語ではあいづちが大事だという話を交えながら日本語の面白さについて学生にお話なさいました。学生たちは日本語を勉強して2か月強でしたが、伊東センター長のお話に興味深く耳を傾けていました。最後に、伊東センター長からクイズがいくつか出題されました。正解した学生にはトビタくんのイラストが入ったバッグがプレゼントされるということで、学生はみな熱心に手を挙げていました。最後の問題では難しい問題として「東京外国語大学の学長の名前は?」というクイズが出ましたが、ある学生が即座に手を上げて「立石学長」と答えたのには、伊東センター長も立石学長も驚きの表情を浮かべ、会場からは大きな拍手が送られました。

最後に立石学長と伊東センター長を囲んで記念撮影を行い、クイズでプレゼントを獲得した学生たちは伊東センター長とも写真を撮りました。学生たちにとっても勉強したばかりの日本語で話が聞き取れたのでとても良い経験になったのではないかと思います。

開所式および伊東センター長のご授業のあとに筆者の担当する日本語の授業がありましたが、会話の活動の中で学生たちは伊東センター長のお話通りに「そうですか?」「えー、本当ですか?」「いいですね!」などと積極的にあいづちを使用しており、普段より活発な授業になりました。

いよいよGJOとしての活動が本格的に始まりますが、まずは日本へ留学を希望する学生向けの情報収集と日本人留学生の所在確認を行っていきたいと考えています。

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