コミュニティ通訳研究ゼミ学生が世界と日本の「コミュニケーション」をテーマに府中市民と交流
2026.07.24
本学では、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミの学生が「インターンシップ」の一環として、毎年さまざまなテーマで、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働で「交流会」を開催しています。
三者の連携企画である交流会は、府中市に暮らす外国人を含む府中市民を主な対象としており、本学の学生との交流を通し、広く多文化共生について考える機会となっています。
今年度は「カルチャーショック図鑑〜これって伝わってる?世界と日本のコミュニケーション〜」というタイトルで、2026年7月17日(金)に交流会を開催しました。
当日は、アメリカ、マレーシア、インドネシア、ロシア、インド、韓国、中国、ベトナムなど、学生がそれぞれ日ごろ学んでいる言語が話される国・地域における様々なコミュニケーションについて、「やさしい日本語」を用いて、日本の事例と比較、紹介しました。
交流会では、「絵文字」「動物に関する表現」「色と数字のイメージ」「ジェスチャー」「あいさつ」「ことわざ」「身体の部位を使った表現」「食事マナー」「呼称」など、多岐にわたるテーマに関する発表が行われました。当日は、スキット(寸劇)やクイズを組み込んだ発表形式を取り、ZOOMのチャットやリアクション機能を活用しながら、活発な交流会の場となりました。
以下、参加した学生のコメントをご紹介します。
菅原朝顔さん(言語文化学部 英語 3年)
このたびの「カルチャーショック図鑑〜これって伝わってる?世界と日本のコミュニケーション〜」の開催に際し、ご支援いただいた府中市多様性社会推進課の皆様、府中国際交流サロンの皆様、そしてご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。
今回はスキット・クイズ・解説を組み合わせた参加型の発表という新たな形式に挑戦し、絵文字やジェスチャー、色や数字のイメージなど、世界と日本のあいだに生まれる小さな「ズレ」を切り口に、異文化間コミュニケーションを考える場をつくることができました。ゼミ生一人ひとりが自らの専攻地域を持ち寄り、議論を重ねる中で、多様な視点が一つの企画として結実したことを嬉しく思います。「当たり前」が文化や地域によって異なるという気づきを、参加者の皆様と分かち合えていましたら幸いです。本日の学びを糧に、コミュニティ通訳研究ゼミ一同、今後も相互理解に貢献できる活動に取り組んでまいります。
宗形淑加さん(言語文化学部 中国語 3年)
今回の交流会の開催にあたり、ご協力・ご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。今回の企画は、「多文化共生を実現する上での障壁とは何か」を議論する中で、コミュニケーションにおける「暗黙の了解」こそがその一因ではないかという結論に至り、これをテーマに実施いたしました。
私たちのゼミには、さまざまな言語や地域について学ぶ学生が所属しており、それぞれの実体験をもとに内容を検討できたことで、今回の企画はより深みのあるものになりました。企画を進める中で、私たちゼミ生自身も知らなかった「暗黙の了解」に数多く出会い、驚きの連続でした。参加者の皆様にも同じような発見があれば嬉しく思いますし、「自分の当たり前は他の文化・地域の人にも通用するのか」と意識するきっかけになれば幸いです。