パレスチナの「声」をアニメーションで可視化する。短編映画『ガーゼ』上映会とトークイベントを開催
2026.06.19
2026年6月15日、東京外国語大学 研究講義棟227教室にて、パレスチナの現状をアニメーションという媒体を通して考えるイベント「抵抗をアニメ化する:『ガーゼ』におけるパレスチナの声の可視化」(主催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究「「記憶」のフィールド・アーカイビング:イスラームがつなぐ共生社会の動態の解明」)を開催しました。
イベントでは、まず、2025年11月に公開された短編アニメーション『ガーゼ』が上映されました。本作は修士制作として5名のアニメーターらにより作られた作品です。作品上映後には、制作者の一人であるノラン・フィクリ(Noran Fikri)氏にオンラインで登壇いただき、制作過程や作品に込めた思いなどをインタビューしました。その後、今回のイベントの企画者でもある本学博士号取得者で非常勤講師のシルウィーディー・サラ氏、慶應義塾大学の山本薫氏に登壇いただき、後藤絵美准教授がモデレーターとなり、パレスチナの人々の文化や日常生活の状況や、アニメという媒体がいかにしてパレスチナの声を可視化しうるかにして議論しました。
会場には約60名の参加者が集まり、熱心な質疑応答が行われました。フィクションの中に現実の声を織り交ぜるアニメーションの手法が、遠く離れたパレスチナの「声」を日本の観客に届けるための強力な手段となり得ることが示された、意義深いイベントとなりました。