コミュニティ通訳研究ゼミ学生が世界の「防犯」をテーマに府中市民と交流

2025.07.10

本学では、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミの学生が「インターンシップ」の一環として、毎年さまざまなテーマで、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働で「交流会」を開催しています。

三者の連携企画である交流会は、府中市に暮らす外国人を含む府中市民を主な対象としており、本学の学生との交流を通し、広く多文化共生について考える機会となっています。

今年度は「安全万博 ~いっしょに考えよう 世界の防犯~」というタイトルで、2025年7月4日(金)に交流会を開催しました。

当日は、ニュース番組を模した発表形式を取り、クイズやZOOMのリアクション機能を織り交ぜながら、イギリスやアメリカ、メキシコ、インド、カンボジア、マレーシア、ベトナム、中国など、学生がそれぞれ日ごろ学んでいる専攻言語が話される国・地域における防犯対策について、「やさしい日本語」を用いて紹介しました。

「凶悪犯罪」「街中の治安」「ネット・詐欺」に関する発表後は、ブレークアウトセッションを活用し、グループに分かれ、各発表に関する感想や意見の交換を行うなど、活発な交流会の場となりました。

秋学期には、継続して「防犯」をテーマとし、「外国人のための生活便利帳」の作成に取り組む予定となっています。

以下、参加した学生のコメントをご紹介します。

髙橋さくらさん(言語文化学部 スペイン語 3年)

このたびの「安全万博」の開催に際し、ご支援いただいた方々や当日の参加者の皆様に心より感謝申し上げます。今回はニュース番組を模した形での発表という、かつてない試みにも挑戦いたしました。ゼロから交流会を企画・運営する中で企画の進行が滞ることもありましたが、議論を重ねることで、ゼミ生全員の多様な視点と工夫が詰まった発表に仕上がりました。今回の経験を糧に、コミュニティ通訳ゼミ一同、今後も社会に貢献できる活動に取り組んでまいります。

路川悠太さん(言語文化学部 スペイン語 3年)

世界の多様な防犯について、各地からの中継をモチーフに発表を行いました。一貫してゼミ生で議論を重ねながら進めることが出来たと思います。今回の安全万博を通して、日本とは異なる防犯について関心を持っていただくことができれば、とても嬉しく思います。最後になりますが、たくさんのご参加本当にありがとうございました。

PAGE TOP