東外大周辺の戦跡を巡るツアーを実施

2025.06.24

東京外国語大学の周辺はかつて広大な陸軍の飛行場の一部でした。1945年には本土空襲を行う米軍機に対して、迎撃機が調布飛行場から飛び立ちました。現在でもこの周辺には掩体壕(戦闘機用の防空壕)などの戦跡が残っています。

戦後80年を記念して、2025年5月25日(日)と6月15日(日)の2回に分けて、これらの跡地を巡るツアーを実施しました。第1回目の5月25日には、在学生や教職員を主な対象者とし、多くの留学生も参加しました。第2回目の6月15日には、広く市民の方々を対象に無料で参加を募りました。両日とも定員に達し、盛況のうちに実施されました。

ツアーでは、戦時中は調布飛行場の一部であった東京外国語大学から起点に、掩体壕(現在武蔵野の森公園内)、旧調布飛行場門柱(三鷹市)、さらに高射砲陣地跡(三鷹市)を歩いて巡りました。第二次世界大戦中の戦史にも詳しいアジア・アフリカ言語文化研究所の荒川慎太郎教授が講師を務め、各所で解説を加えながら案内しました。

戦争の記憶をたどるこのツアーは、過去と向き合い、未来への平和を考える貴重な機会となりました。

(写真)掩体壕の説明
掩体壕の説明
(写真)荒川教授による解説を交えながら案内
荒川教授(左)による解説を交えながら案内
(写真)第1回目の記念写真(高射砲陣地跡にて)。留学生も多く参加
第1回目の記念写真(高射砲陣地跡にて)。留学生も多く参加
(写真)第2回目の記念写真(高射砲陣地跡にて)。卒業生も多く参加
第2回目の記念写真(高射砲陣地跡にて)。卒業生も多く参加
PAGE TOP