国際日本学部開設記念シンポジウムを開催
2020.01.14
2019年12月21日(土)、アゴラ・グローバル プロメテウス・ホールにおいて、国際日本学部開設記念シンポジウム「国際日本学部の特色と課題」(主催:東京外国語大学国際日本学部)を開催しました。本シンポジウムは、2019年4月に開設された国際日本学部のお披露目として開催するもので、同学部の目指す教育の特色と、開設後約1年を経過した段階で見えてきた課題を整理し、今後の方向性について考えるものです。
林佳世子学長からの挨拶に続き、国立国語研究所の田窪行則所長およびセントラル・ランカシャー大学・Daniel Waller氏にご挨拶をいただいた後、本学教員から4つの報告が行われました。まず、国際日本学部長・川村大教授から国際日本学部における学びについて概説がありました。その後、幸松英恵特任講師からは国際日本学部の課題解決型授業の有効性と課題が報告され、さらに友常勉教授からは学部の学生・教員が持つ多様な文化背景をリソースとした学部教育について報告がありました。最後に、武田千香副学長からは、多文化共生という観点から考える国際日本学部への期待が報告されました。本学卒業生で台湾において多文化共生教育に携わっている台湾東海大学の蕭幸君 助理教授から報告に対するコメントがあり、また、本学の取り組みを評価していただきました。
その後のディスカッションでも、今後の国際日本学部の教育や多文化共生教育について多くのアイデアを交換でき、大変有意義なシンポジウムとなりました。