本学学生が日本代表団として模擬国連会議全米大会に参加、最優秀大使団賞を受賞
2026.05.15
本学学生が、2026年4月6日(月)~4月10日(金)に開催された模擬国連会議全米大会*に、第43代日本代表団として参加し、大会1位に相当する最優秀大使団賞(Outstanding Delegation Award)を受賞しました。日本代表団は、日本全国で模擬国連の活動を行う大学生の中から選出されています。
参加した本学の学生は、次の3名です(五十音順)。
- 片桐 菜々美さん(言語文化学部 中国語/東アジア地域2年)
- 佐藤 陽花さん(言語文化学部 中国語/東アジア地域2年)
- 讀谷山 藍子さん(国際社会学部 南アジア地域/ヒンディー語2年)
※武宮 桃愛さん(国際社会学部 東アジア地域/中国語3年)が団長を務め、同行引率しました。
また、片桐菜々美さんと讀谷山藍子さんは、議場の大使による投票によって選出される優秀大使賞(Peer Award)も受賞しました。さらに、讀谷山藍子さんは、大会前に提出した担当国であるスウェーデンの政策やスタンスを記したPosition Paperについて、「Outstanding Position Paper賞」にも輝きました。
*模擬国連会議全米大会とは:
模擬国連とは、各国の大使として国連の会議をはじめとする国際会議における外交をシミュレーションする活動のことで、国内外で幅広く行われている活動です。この中でも模擬国連会議全米大会(NMUN)は、世界中から約5,000名が参加する世界最大規模の模擬国連会議で、例年3月下旬から4月にかけてアメリカ・ニューヨークで開催されています。今会議で日本代表団はスウェーデンを担当し、各人が複数の議場に分かれて特定の議題について4日間にわたって議論を重ねました。
**模擬国連会議全米大会日本代表団派遣事業(通称:全米団)とは:
本事業は、NMUNに日本から代表団を派遣する事業であり、日本模擬国連の主催事業の一つです。企画立案から準備、実行に至るまですべて学生が主体となって運営されています。1984年に元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏によるご指導の下、初めて日本代表団が派遣されて以来、絶えることなく続く歴史ある事業です。 国際問題の社会的認知の促進、模擬国連活動の発展、及び国際社会において活躍する人材の育成を目的としています。現在は派遣団員と運営局員合わせて18名が所属しており、そのうち7名(派遣団員3名、運営局員4名)が本学の学生です。
全米団派遣事業公式ホームページ:https://nmun-jpn.jimdoweb.com/
参加学生のコメント
- 武宮 桃愛さん(国際社会学部 東アジア地域/中国語3年)
団長・運営統括(Head Delegate・President)
私は全米大会2025に派遣団員として参加し、今年度の全米大会2026には団長として参加しました。団長としての役割は、渡米プログラムの責任者として設計・準備・実行の全過程を統括し、派遣団員の引率を行うことでしたが、その過程でも多くのかけがえのない経験を得ることができました。
国際社会は日々変化を続けています。歴史の流れとともに日常は変化し、人類の発展に伴い新たな国際問題も次々と生じています。「このような状況の中で、私たち学生に何ができるのか。また、国際社会はどのように一丸となってこれらの課題に立ち向かうことができるのか。」全米団**での活動および全米大会での経験は、これらの問いに対する答えを探る貴重な機会となりました。さらに、歴史や文化、価値観、考え方の異なる人々が集う中で、「みんなちがって、みんないい」という多様性の大切さを再認識し、「ちがい」を超えて合意点を見出す経験は今後の人生にとっても有意義な学びとなりました。
最後に、ここまでご支援くださったすべての皆様に深く御礼申し上げます。今後も私たちの活動が広く伝わり、国際問題への理解を深めるとともに、国際社会で活躍を志す方々が学び、成長できる場であり続けることを願っております。 - 片桐 菜々美さん(言語文化学部 中国語/東アジア地域2年)
参加議場:国連総会第三委員会(GA3)

全米大会を振り返り、私が参加した国連総会第三委員会という議場での白熱した議論、各国代表大使との駆け引きは非常に楽しかったです。特に外交は「人間力」であると感じました。日本が担当したスウェーデンの国益を守るために、短い本大会の期間で参加国の大使を味方に引き込む作業はワクワクしました。また国連事務次長軍縮担当上級代表であり、全米団OGでもある中満泉さんにお会いできて感激しました。そしてこれらの特別な経験を多くの人に伝えて、世界平和への意識を高めるきっかけになればいいと思っています。最後に指導してくれた先輩方、アメリカの提携校のニューヘブン大学の仲間、共に切磋琢磨した全米団メンバー、陰で支えて頂いた多くの方々に感謝の気持ちを申し上げたいです。ありがとうございました。
- 佐藤 陽花さん(言語文化学部 中国語/東アジア地域2年)
参加議場:国連環境総会(UNEA)

海外旅行や留学とは少し違う形で、国際的な経験を積みたいと思い応募しました。
大会期間中は、自分のできていない部分ばかりに目が向いてしまい、落ち込むことも多くありましたが、アメリカ人のペアの励ましや友情に支えられました。また、「自分は何のためにここにいるのか」という原点に立ち返ることで、前向きな気持ちを取り戻すことができました。この経験を通して、語学力だけでなく、人としての姿勢や、自分から話しかける積極性、挑戦する気持ち、そして相手の話をしっかり聞く力の大切さを学ぶことができました。 - 讀谷山 藍子さん(国際社会学部 南アジア地域/ヒンディー語2年)
参加議場:核兵器不拡散条約運用検討会議(NPT)

英語での流れの速い議論や文化の違いの中で協働することは容易ではなく、自分の未熟さを痛感することもありました。その一方で、完璧な英語力以上に、自信がなくても speak up し、誠実にコミュニケーションを取ろうとする勇気や挑戦する姿勢こそが大切なのだと実感しました。大会準備期間では理想と現実のギャップに苦しむこともありましたが、自分と向き合い、取り組み続ける忍耐力を養えたと思います。団体・個人ともに結果を残せたことは大きな達成感となり、支えてくださった方々への感謝もより強まりました。この経験を無駄にせず、次の運営代や自身のキャリアにも生かしていきたいです。