本学教員が協力しオックスフォード英語辞典に新たに23の日本語由来の語が追加

2024.04.02

投野由紀夫教授とアリアン・ボルロンガン准教授が、英国オックスフォード大学出版局との共同で世界的に権威のある「オックスフォード英語辞典(Oxford English Dictionary)」に掲載する日本語由来の語の選定を行い、新たに23の日本語由来の語が追加されました。

オックスフォード英語辞典(OED)は、世界で最も権威のある英語辞典です。初版は1928年に出版され全10巻、見出し語25万、200万の用例を収録しており、歴史的原則に則り、各見出し語の初出の時期を特定、それから現代までの意味や用法の変遷を引用例で記録するという方式をとり、世界の辞書編纂にも大きな影響を与えました辞書です。

今回OEDに掲載する日本語由来の英語を登録する段階になり、OED世界諸英語担当の主任編集者であるダニカ・サラザール氏が、投野由紀夫教授とアリアン・ボルロンガン准教授の2名に選定作業を依頼し、共同で候補語の選定が行われました。今回新たに加えられた語は次の通りです。

新たに加わった単語のリスト

donburi(どんぶり)

hibachi(火鉢)

isekai(異世界)

kagome(籠目)

karaage(唐揚げ)

katsu(カツ)

katsu curry(カツカレー)

kintsugi(金継ぎ)

kirigami (切り紙)

mangaka(漫画家)

okonomiyaki(お好み焼き)

omotenashi(おもてなし)

onigiri(おにぎり)

santoku(三徳)

shibori(しぼり、纈)

takoyaki(たこ焼き)

tokusatsu(特撮)

tonkatsu(とんかつ)

tonkatsu sauce(とんかつソース)

tonkotsu(豚骨)

tonkotsu(とんこつ)*昔の「煙草入れ」の「とんこつ」

washi tape(和紙テープ)

yakiniku(焼肉)

2023年12月にサラザール氏が本学を訪問した際の記念写真(左から、ボルロンガン准教授、林学長、サラザール氏、投野教授)
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