日本ベンガルフォーラム

リサーチ部門

<2018年度 第二回日本ベンガルフォーラム>


14:50~16:50 リサーチ部門
「シンポジウム:50年後に振り返るベンガルの農村社会―故原忠彦教授の民族誌再訪」
  (共催:東京外大AA研基幹研究人類学班、AA研・共同研究課題)

 14:50~15:00 挨拶: 谷口晉吉
 15:00~16:00 報告者:
 1. 外川昌彦「ベンガル農村社会の民族誌的研究-故原忠彦教授のムスリム社会研究を事例に」
 2. 杉江あい「現代バングラデシュ村落社会の多面性―故原忠彦教授の民族誌と後続の村落研究より」
 3. 藤田幸一「バングラデシュ農業・農村開発の社会的基盤―故原忠彦教授の議論に寄せて―」
 4. 高田峰夫「原忠彦先生の研究を最初のバングラデシュ調査から考える-生涯にわたる調査と業績との関連を念頭に置きつつ-」
 16:05~16:20 ディスカッサント: 石井溥
 16:20~16:50 全体討論

シンポジウムの趣旨文:
 日本のバングラデシュ研究の草分け的存在として知られ、文化人類学者としても多様な研究領域に成果を残した故原忠彦教授(1934-1990)は、1962-4年に行ったチッタゴン県ゴヒラ村での農村調査の成果をムスリム社会の民族誌(Paribar and Kinship in a Moslem Rural Village in East Pakistan)にまとめ、それは1967年にオーストラリア国立大学の博士論文として提出されました。  約5千万人の人口であった当時の東パキスタンは、現在では1億6千万人の人口を擁するバングラデシュとなり、その間にベンガルの地域社会は多様な変化を経験し、南アジアの地域研究をめぐる環境も様々な変化を遂げています。
 本シンポジウムでは、今年で50周年を迎える故原忠彦教授によるベンガル農村社会の民族誌的研究を振り返ることで、地域社会の視点を通して見られるベンガル社会の多様な変化や、多岐にわたる原忠彦先生の問題関心の広がりを跡付けることで、原先生が残した豊かな研究領域の成果を振り返り、その今日的な意味を議論します。

シンポジウムは、東京外大AA研基幹研究人類学班、AA研・共同研究課題との共催となります。


<日本ベンガルフォーラム リサーチ部門懇話会1>

「シュンドルボン開発の歴史を繙く」

語り手(話題提供者):谷口晉吉
コメンテーター:臼田雅之、神田さやこ


懇話会内容
ベンガル・フォーラム 研究部門懇話会1
シュンドルボン開発の歴史を繙く
語り手(話題提供者):谷口 晉吉

*ベンガル・フォーラムは、3つの部門からなりますが、その一つに、ベンガルに関するあらゆる種類の事柄について、自由に議論し、さらなる研究の芽を伸ばしていきたいという思いから設定された研究部門があります。
*その研究部門の懇話会の初回として、シュンドルボンを取り上げることにしました。ベンガルに関心のある人なら誰もがシュンドルボンという言葉は聞いているはずです。しかし、その実態について語れる人は殆どいないでしょう。かく言う私も、つい最近までは、おぼろげな知識しかありませんでしたが、機会があり、英国植民地支配の時期に始まる、その開発の歴史を勉強してみました。それを、この懇話会で披露したいと思います。殆ど無人の森林地帯であったシュンドルボンがどのように開発されたのか、そのことが、植民地経済にどんな意味を持ったのか、開発地帯ではどのような社会が出現したのか、そんなことをお話しします。

日時:11月11日(土) 14:00 開始
於:東京外国語大学本郷サテライト3階

予約不要、無料

<小西正捷先生の南アジア民俗写真アーカイブ記念シンポジウム>

「小西正捷先生の南アジア民俗写真アーカイブを囲んで」

日時  5月20日(土曜日) 13:00-14:30
会場 東京外国語大学

プログラム:
粟屋利江: 開会の挨拶
小西正捷: 南アジア民俗写真アーカイブの公開に寄せて

パネリスト:
臼田雅之: 写真アーカイブとインド史研究の可能性
澁谷俊樹: 写真アーカイブと南アジア民俗学の可能性
上杉彰紀: 写真アーカイブと南アジア考古学の可能性
小西公大: 写真アーカイブとフィールド・フォトグラフィーの可能性(ビデオ報告)

ディスカッション
高島淳 : 閉会の挨拶
司会: 外川昌彦
共催: AA研IRC20周年記念事業、 FINDAS写真アーカイブ事業

第1回日本ベンガルフォーラム プログラム