留学生との距離が一番近い語科で学び、 多文化間の架け橋になりたい

H・M(言語文化学部日本語専攻2年)

入試へのアドバイス

英語と世界史を中心に、過去問と模試を繰り返し復習

センター試験対策としては過去問や模試を解いて、間違えたところを何度も復習し、苦手なところをなくすように努めました。

東京外国語大学は二次試験科目が英語と世界史なのでこの二科目を特に頑張りました。対策としてはセンター試験と同様に過去問の研究を繰り返し行いました。記述式の問題は模範解答を見てもどの程度正解に近いのか自分では判断できない部分もあると思います。そのため私は学校の英語の先生に採点をお願いしたり、アドバイスをいただいたりしていました。世界史の記述対策も学校の世界史の先生が親身になって協力してくださいました。

好きな授業

新鮮な驚きにあふれる文化・言語の比較

主専攻の授業で「比較言語」の授業があります。日本専攻の特色の一つとしてクラスの過半数が留学生です。日本語科の留学生は日本語が非常に流暢なので普段は文化的違いを感じることはほとんどありませんが、このような授業で自国の文化や言語だけを見ていては気づけないような違いを発見できることはとても新鮮に感じます。

そのほか世界教養科目の「キャリアビジネス講義」も好きです。東外大出身の先輩方から色々な経験をお聞きすることができ、将来の職業選択の参考になります。自分の職業については色々と悩んではいますが、私は日本語教師になりたいと思っています。日本語を通してもっと日本のことを知っていただける手助けができればいいなと思っているからです。多文化を持つ人々と日本の懸け橋になりたいと思っています。

勉強以外にもサークル活動、部活などここでしかできないことを頑張っています。周囲の人のチャレンジ精神や意欲が高く常に刺激をもらっています。

受験生のみなさんへ

日本と世界に興味がある人に “お勧め”します!

東京外国語大学に興味を持っていらっしゃるということは世界に興味のある方だと思います。「日本人なのに日本語科に入って何をするんだろう?」そうお考えの方も少なからずいらっしゃるかもしれません。私は、日本語科が東外大でもっとも留学生と距離の近い語科だと感じています。留学生の友達をいっぱい作ることもできます。「お互いの文化を尊重して国際交流する」と言えば字面だけ見れば随分と難しそうなことが書いてあるように見えますが、日本語科では日常的に行われていることだと思います。もちろん日本語科でも副専攻語で他言語を受講することもできます。

また、普段使っている日本語に一番関心を持っている語科とも言えます。何気なく使っている言葉にふと違和感を覚えて友達とそれについて話し込んだり、同じ日本国内でも多様な方言があり、それらを比較したり、日本語科は本当に楽しい語科なのでお勧めです。ぜひ国際的な学生生活を送ってみませんか!

※本稿では「言語文化学部日本専攻」の通称として「日本語科」という名称を使用しています。