東京外国語大学 総合文化研究所

総合文化研究所 催し物

多文化教育研究プロジェクト 連続セミナー「多文化共生としての舞台芸術」        第4回「インド演劇踏査から多様と共生を考える」

日時:2022年10月11日(火)18:00〜19:30

Zoomウェビナーでのオンライン開催(一般公開・参加費無料)

参加ご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。

 

講師:
宮尾慈良(みやおじりょう)

比較演劇学。1976年早稲田大学大学院芸術学(演劇)修士課程修了。77~79年台湾師範大学留学。81~83年ハワイ東西文化センター奨学金制度でハワイ大学大学院博士課程留学。ハワイ東西文化センター文化学習研究所研究員。東京外国語大学AA研共同研究員、お茶の水女子大学、早稲田大学、慶応義塾大学などで教える。文学修士(M.A.)。芸術学博士(Ph.D.)。『アジア舞踊の人類学』PARCO出版。『宇宙を映す身体』新書館。『アジア演劇人類学の世界』三一書房。『アジア演劇の原風景』三一書房。『舞踊の民族誌』彩流社。『演者と観客』『暦と祭事』日本民俗文化大系、小学館。『アジア・太平洋の民俗舞踊』ユネスコ・アジア文化センター。【翻訳】Aグロー『舞踊』同朋舎。

内容:
インド演劇からみる多文化共生

インドはあまりにも広すぎる。演劇や舞踊から考えてみると、それぞれの民族文化の言語、宗教、カースト、文字、衣服、食事などと関わってきている。またこれまで各民族は共存し、また部族間の戦争をくり返しながらいまの文化を築いてきた。そうしたなかで彼らの演劇や舞踊が独自な形態をもち、身体の動きや音楽も異なっている。それは近隣文化と交わることをしてきていないからであろうか。わたしたちは多様なインドというが、彼らは民族文化の優劣をいとわない文化相対主義の関係にある。ここにはインド人が何ものにも捉われず、自由な生活を営み、人間としての惑いがないからであろう。それでも彼らの精神文化の根底にラサrasaという至福感があり、それがインド文化の魅力となっている。

主催:東京外国語大学 言語文化学部

共催:東京外国語大学 総合文化研究所

問い合わせ先:アシスタント 横山綾香 yokoyama.ayaka.o0[at]tufs.ac.jp ([at]を@にかえて送信してください)