東京外国語大学 総合文化研究所

総合文化研究所 催し物

総合文化研究所共催 特別ワークショップ「戦争詩と愛国詩ー戦中から戦後『荒地』まで」

(はじめ「6月4日(木)」とご案内しておりましたが、これは「6月5日(火)」の誤りでした。たいへん失礼いたしました。)

日時:2018年6月5日(火)18:00〜
会場:総合文化研究所 (研究講義棟4F 422教室)

報告 徐載坤(韓国外国語大学校)
コメント 逆井聡人(東京外国語大学)

戦争を素材にした<戦争文学>は世界各国に存在する。また戦争英雄等の愛国心を讃える文学も創られてきた。しかし日本の場合、詩歌の方では<戦争詩=愛国詩>という図式が広く知れわたっている。
そこで、今回のワークショップでは、<戦争文学>としての<戦争詩>とプロパガンダとしての<愛国詩>を、特に前者の成立と後者への転換に重点を置いて論じたい。さらに同時期の鮎川信夫と敗戦期の詩誌の考察を通じて戦後詩までに論点を広げていきたい。

<取り上げる予定の主要テキスト>
*大阪詩人倶楽部及び東京詩人クラブ編の二冊の『戦争詩集』(1939)
*山本和夫編『野戦詩集』(1941)
*日本放送出版協会編『愛国詩集』(1942)
*大政翼賛会文化部編『軍神につづけ』(1943)
*詩誌『鵬』『近代詩苑』

詳細はこちら(PDF)からもご覧いただけます。

主催:大学院国際日本学研究院