東京外国語大学 総合文化研究所

総合文化研究所 催し物

総合文化研究所主催講演会「ロシア文学を世界に普及させる者としての21世紀の文芸エージェント。ただし<ロシア世界>を世界に普及させる者としてではなく」

日時:2014年11月11日(火)17:40-19:10
会場:東京外国語大学研究講義棟1F 102教室
講演者:エレーナ・コスチューコヴィチ(作家、翻訳家)

エレーナ・コスチューコヴィチ氏は、いくつもの顔を持つハンサムウーマンだ。 まずは、ミラノ在住のロシア人イタリア文学者。 ウンベルト・エーコの全作品をロシア語に訳して賞を受賞した翻訳者でもある。 作家にして、イタリア食文化の専門家。 そして、現代ロシア文学をヨーロッパに紹介する文芸エージェントでもある。 そんな多彩でエネルギッシュな活躍をしているコスチューコヴィチ氏に、文芸エージェントの仕事、ロシアとイタリアの関係、ロシア文化の現状等について語っていただく。

エレーナ・コスチューコヴィチ(ミラノ在住のロシア人作家、ウンベルト・エーコのロシア語訳者)
ロシア人作家、翻訳者。文芸エージェントとしてロシアの 主要な作家を国際社会に紹介している。ミラノ在住。ウンベ ルト・エーコの全小説作品、エマヌエーレ・テザウロの論文「アリストテレスの 望遠鏡」、その他新旧問わず多くのヨーロッパ文学をロシア語へ翻訳している。 著書に、イタリアにおいて食文化が果たす役割を語った『食事 イタリア人の幸 福』(2006年)、第2次大戦時から現代のロシアとヨーロッパを交錯する記憶を 巡る長編小説『ツヴィンガー宮殿』(2014年)など。

主催:総合文化研究所、沼野恭子研究室