ada はマレー語の重要な基本動詞の一つで、「AはBにあります/います」(所在)、「AはBがあります/います」(所有)、「(Bに)Aがあります/います」(存在)の3つの用法があり、語順に注意が必要であることを学びました。ada には他に、sudah/telah「もう~」や boleh「~できる、~してよい」のように動詞の前に置かれる、助動詞の用法があります。
助動詞の ada は、出来事が現実に確かに起こり、完了した状態にあることを表します。日本語では「~ている/ある」に相当します。また、助動詞の ada は「確かに~している」というように、出来事の事実性を強調する点で、英語の did + 原形(cf. 過去形)に相当します。例えば、I received his e-mail に対する、I did receive his e-mail です。
主語 (S) ada 動詞 (V).「Sは(確かに)Vしている/してある」
Dia
ada
pergi
ke
sekolah
petang
tadi.
「彼(女)は今日の午後、(ちゃんと)学校に行っていますよ。」
Puan
ada
bawa
rokok?—Tidak
ada, tuan.
「タバコは持って来ていませんか?—いいえ、持って来ていませんよ。」
Saya
ada
menerima
e-mel
daripada
Prof.
Ahmad.
「私は(確かに)アフマッド先生からのメールを受け取っています。」
Pada
kotak
itu
ada
ditulis "Halal"
dalam
huruf
Jawi.
「箱には『ハラール』とジャウィ文字で書いてある。」