東京外国語大学の強み

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サントリースピリッツで、ウイスキーの市場開拓を担当しています。人を幸せにできる仕事をしたい、それも生活に欠かせない「食」を通じてと考えて、就職活動は食品メーカーに的を絞り、最終的に選んだのがサントリーでした。

最初の3年間は営業職で、担当エリアの飲食店、小売店を回っていました。相手はみなプロですから、もっとお酒に詳しくならなければと思い、ウイスキーのつくり手に何度か話を聞くうちに、そのこだわりをもっと広く世に伝えたくなったんです。それで、社内公募制度でマーケティング職に異動しました。最初に手がけたのは、ハーフロック専用のグラスでした。

東京外大のスペイン語科を志望したのは、将来は海外で仕事をしたい、少人数の大学で学びたいと思ったからです。今思えば、体制や設備の点ではマンモス大学にかなわない分、学生が自然に自分で考え、行動するようになるんだと思います。世間ずれせずにいられるのも、外大ならではですね。

とはいえ、大学時代は授業もそこそこに、アメリカンフットボールにのめり込んでいました。私自身がそうでしたが、ルールを知らない初心者でも試合に出られて、仲間と汗をかいて練習すればチームが強くなっていくので、ものすごく充実感があるんです。アメフト部に打ち込んだ4年間が、今の自分の原点と言っても過言ではありません。後輩にもそういう経験をしてほしいと思い、今も月に一度は大学に出向いてコーチを務めています。

社会人になってからのめり込んだのがウイスキーです。休暇を利用してスコットランド、アイルランド、アメリカの名だたるウイスキーの蒸留所を訪ね歩いたおかげで、舌も肥え、知識も増えました。

高齢化・衰退化していたウイスキー市場に歯止めをかけるべく起ち上げられたハイボール復活プロジェクトは、トライ&エラーの繰り返しでした。「一軒目から焼き鳥を片手に」飲んでもらおうと提案したジョッキ+レモン入りには、反対の声も上がりました。でも、あきらめずに押し通せたのは、好きなことだから、これならいけるという確信があったからです。

今手がけているのは、家で気軽に楽しめる缶入り商品です。これは、アメリカのグループ会社のバーボンを使った日米共同プロジェクト。オーストラリアでの展開も予定されていて、日本にいながらにして世界を相手に仕事ができる状況となりました。

手間暇を惜しまないのが日本人の良さ。日本発のグローバル化を進めて、日米の長所をうまくミックスさせた商品や企画を生み出していきたいと思っています。

語学だけをウリにする外大卒業生は、会社で印象の薄い存在になってしまいがちです。在学中に視野を広げ、誰よりも好きなもの、これなら頑張れるというものを見つけてほしいと思います。

 

プロフィール
竹内淳(サントリースピリッツ ウイスキーブランド部課長)

1998年外国語学部スペイン語専攻卒業。同年サントリー(現・サントリーホールディングス)に入社。営業として池袋を担当。池袋だけではなく、日本全体に洋酒の美味しさを伝えたい思いから現職に異動。自分の「好き」を大事にお酒の美味しさを伝え続けている。

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