TUFS Cinema 「バスク映画特集」を3週にわたり開催

2024.01.09

2023年は「日本バスク交流年」にあたり、日本国内においてバスク文化を紹介する多彩な企画が催されました。その一環として、本学は、2023年12月1日(金)、8日(金)、15日(金)の3日間、TUFS Cinema バスク映画特集(後援:エチェパレ・バスク・インスティテュート、協力:株式会社プランクトン)を開催しました。

「リズム」「インプロヴィゼーション」「ダンスの魅力」というテーマに沿ったバスク映画をそれぞれ1本ずつ、計3本上映しました。バスク伝統打楽器チャラパルタ奏者のロードムーヴィー『遊牧のチャラパルタ:バスク幻の伝統打楽器奏者オレカTXの旅』(2006年)、バスクの即興歌人の社会文化的意義に迫ったドキュメンタリー『ベルチョラリ:バスクの即興歌人』(2011年)、バスク・ダンスの魅力を台詞を用いず美的に描出した『バスクダンス万華鏡』(2018年)の3本です。

『遊牧のチャラパルタ』上映後には、本企画発案者の萩尾生教授とガリ・オルティゴーサ非常勤講師によるトークショーが行われたほか、『ベルチョラリ』と『バスクダンス万華鏡』の上映後には、アシエル・アルトゥナ監督とテルモ・エスナル監督が登壇し、映画制作の背景やバスク文化についての解説があり、いずれも観客との質疑応答をもって好評裡に終えることができました。

平日の夕方にもかかわらず、延べ400人弱の観客が集まりました。折しも2024年初頭より、バスク人監督エステイバリス・ウレソラによる『ミツバチと私』(2023年)が日本全国で公開されます。日本国内におけるバスク文化に対する興味がますます高まることが期待されます。

12/1実施『遊牧のチャラパルタ~バスク幻の伝統打楽器奏者オレカTXの旅~』上映後解説
12/8実施『ベルチョラリ-バスクの即興歌人-』上映後トーク
12/8実施 アシエル・アルトゥナ監督による作品解説
12/15実施『バスク・ダンス万華鏡』上映後トーク
12/15実施 テルモ・エスナル監督による作品解説
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