香港映画「縁路はるばる」を上映、監督らがトークに参加

2023.01.10

2023年1月9日(月・祝)、アゴラ・グローバル プロメテウス・ホールにおいて、TUFS Cinema 香港映画『縁路はるばる』上映会を開催しました。

本作品は、黃浩然(アモス・ウィー)監督による香港内のさまざまな僻地を舞台にしたラブコメディです。恋愛経験の少ない内向的な男性が5人の魅力的な女性から次々に好意を寄せられるというラブコメディのわかりやすい題材によるものですが、香港特有のローカルな要素として、デート文化や土地問題などが映し出されています。

本学の倉田明子准教授が司会を務め、本編上映後には、香港文化を研究とする本学大学院総合国際学研究科博士後期課程の小栗宏太氏より、作品の魅力となっているデート文化や土地問題、さらに映画に散りばめられた昨今の香港情勢の「暗号」、香港のポップカルチャーなどについて解説がありました。その後、本作の黃浩然監督をオンラインで、また、マレーシア出身で日本在住の映画監督リム・カーワイ氏を会場にお招きし対談や来場者との質疑応答を行いました。また、現在東京を拠点に活動し会場に訪れていた映画のサントラ曲の歌手である徐嘉浩(ケビン・カホ・ツイ)氏が登壇して挨拶しました。

今回の上映会では、本学博士後期課程在学の小栗宏太さんと本学博士前期課程在学の山田愛玲さんが翻訳した日本語字幕が付して上映されました。映画のストーリーとリンクする劇中に流れる曲にも字幕翻訳が付され、来場者からは字幕の質がよいと好評の声がありました。

黃浩然監督(モニター)とリム監督(左)を交えたトーク
小栗氏による解説
司会の倉田准教授
歌手の徐嘉浩氏
会場の様子
多くの方にご来場いただきました
PAGE TOP