モンゴル草原が舞台の映画「大地と白い雲」上映会を開催

2022.12.13

2022年12月12日(月)、アゴラ・グローバル プロメテウス・ホールにおいて、TUFS Cinema 中国(内モンゴル舞台)映画『大地と白い雲』上映会を開催しました。

本作は、中国のワン・ルイ監督が短編小説『放羊的女人(羊飼いの女)』を原作として膨らませた、中国の内モンゴル自治区に広がるフルンボイル草原に暮らす一組の夫婦を描いた物語です。モンゴルの大草原の、美しくかつ厳しい草原の姿を、「いま」の暮らしも丁寧に描写し、2019年には東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した作品です。

上映会では、本編上映後に、本作品の字幕監修も担当した本学アジア・アフリカ言語文化研究所の山越康裕准教授より、映画の背景や細部の描写に関する解説、ワン監督へのインタビューから見える現実と理想、前週に上映したモンゴル・ドイツ合作映画『大地の静脈』との相違点や共通点、さらにそれらを元に、私たちが映画をどのように見るのがよいかというヒントについてお話がありました。質疑応答では、舞台となった地域での暮らしなどを中心に多くの質問が寄せられ、モンゴル地域への関心の高さがうかがえました。山越准教授は「映画を入口にして、広くモンゴルについて興味を持ってほしい」と語りました。

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