コミュニティ通訳研究ゼミ学生が、世界の散歩スポットをテーマに府中市民と交流

2021.07.08

本学では、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミの学生が「インターンシップ」の一環として、毎年さまざまなテーマで、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働で「交流会」を開催しています。三者の連携企画である交流会は、府中市に暮らす外国人を含む府中市民を主な対象としており、本学の学生との交流を通し、広く多文化共生について考える機会となっています。

今年度は「行ってみよう!世界の散歩スポット」というタイトルで、2021年7月2日(金)に交流会を開催しました。当日はまず、中国やイラン、ロシア、マレーシアなど、学生がそれぞれ日ごろ学んでいる専攻地域のおすすめの散歩スポットを「やさしい日本語」を用いて紹介しました。今年度の交流会はオンライン(Zoom)による開催となったため、その後はブレークアウトセッションを活用し、グループに分かれ、発表に関する感想や意見の交換を行いました。

秋学期には、春学期と同様、「散歩スポット」をテーマとし、「外国人のための生活便利帳」の作成に取り組む予定となっています。

参加した学生のコメント

  • 山脇凌輔 (言語文化学部 ドイツ語3年)
    テーマが「世界の散歩スポット」という親しみやすいものである一方で、「コロナ禍においても楽しめる」という視点が加わることで、紹介するスポット選びや発表時間の長さなど、悩むことが多くありました。また、発表スライドに用いた「やさしい日本語」が、本当に「やさしい」ものになっているのか、学生の間で何度も検討を重ね、府中市役所、府中国際交流サロンの方々にもご協力いただきました。交流会では「わかりやすいように工夫していてよかった」とお褒めの言葉を頂戴し、大変嬉しく思います。
  • 柳下みなみ (言語文化学部 フィリピン語3年)
    多くの話し合いや練習を重ね、交流会本番を無事に終えることができ、ほっとしています。散歩スポットの紹介、というテーマは扱いやすいものでしたが、「やさしい日本語」を用いた発表は初めての試みだったので、とても緊張しました。参加してくださった方から多くのご意見やご質問をいただくことができたので、今後の取り組みに生かしていきたいと思います。
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